「母に認められること・愛されることはこの先も一生ない」とやっとわかり、母と距離をとることにしました。
気持ちが固まるまでのほうが大変で、決めたらあとは粛々と行動するのみです。
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とりあえずメール受信拒否・着信拒否設定
過干渉型の毒親の特徴といえば、しつこいメールや着信。
ここぞというタイミングで「うっ」となるメールを送ってくるのが、ある意味すごい。
母と絶縁を決めた当時は、仕事関係の都合で、メールアドレス・電話番号をいきなり変更することはできなかったので、とりあえずは母からのメールや電話を拒否設定しました。
ただし、行動力の高い毒親だと、家に突撃してきたりするので、その場合は慎重に戦略を練る必要があります。
私の場合、母は自分の頭でものを考えるという習慣がないので、「どうしよう、娘と連絡がとれない」と、まずは伯母に相談するであろうことが予想できました。
なので伯母(※)に「①無事であること ②会社に電話したり、警察に捜索願を出さないように」と伝えておきました。
(※このころはまだ、伯母も私の事情を多少は理解してくれていたので助かりました。後になって老化のせいなのか「親の面倒見ろ」攻撃が始まり、今は伯母とも疎遠なのですが……)
なお、事情を説明できる親族が誰もおらず、下手に連絡を断ったら毒親が捜索願出しそう、という場合は、「捜索願不受理届」を警察に提出するという手段もあるようです。
状況が整い次第、電話番号を変更しておくと安心
着信拒否で引き下がってくれる場合は必須ではないかもしれませんが、私は仕事関係の都合が落ち着いたところで、スマホ機種変更のついでに電話番号、メールアドレスをまるごと変更しました。
変更しておくと安心感が高まりますので、それだけでもメリットはあるかなと思います。
なお、私の母はLINEを使えるほど器用ではなかったので、LINEはそのままでしたが、心配な方はLINEアカウントも作り直すと安心かと。
(参考)
新しい電話番号&メールアドレスは、あまり人に教えないほうが無難です。
というのも、私はこのころは伯母と連絡をとっていたので伯母に教えたのですが、のちに伯母からの攻撃に悩むようになり、結局着信拒否にしました。
伯母は行動力のある人なので自宅に突撃してくる可能性もあり、しばらくビクビクしていました。
なんとしてでも実家に帰らない
実家を出ても、不仲の両親が揉め事を起こさないか心配で月に1~2回くらいは帰っていましたが、もう、それはやめ。
なんとしてでも実家に帰らないことを貫きました。
正確には、もう心が限界すぎて帰ることができなかった、のほうが正確かも。
実家に置いてきた荷物などを「あーあれ置いてきちゃった」あるいは「処分しなきゃ」という思いはありましたが、「もう全部捨てることになってもいいや」と割り切りました。
長年の思考のクセで、実家の状況が気になったり、帰らないことに罪悪感がありますが、そこは割り切りが必要。
「もう、堪忍袋の緒が切れたんだから、いいや。絶縁する覚悟ができたんだから、いいや」とあえて開き直りました。
どうしても帰らなければならない場合は母のいない時間帯にした
ただ、どうしても帰らねばならない機会もあるかもしれません。
私の場合は、退職と母との絶縁がほぼ同じ時期だったので、退職関係の手続きや荷物の処分などでどうしても実家に帰らねばならない日もありました。
父に協力してもらったり(※)、母が出かけている日に徹底的に作業し、一切顔を合わせないようにしました。
(※父も父でかなりクセがある人なのですが、娘を理解しようという姿勢自体はあるので、そこはかなり助かりました)
引越し
すでに実家を出ている状態であっても、毒親に住所が知られているのであれば、絶縁のタイミングでもう一度引越ししておくと安心です。
私の場合は、会社関係の施設に住んでいたので、退職とともに引越す必要があり、実家からそれなりに距離のある場所に移動しました。
(どうせなら住んでみたい場所での再スタートがおすすめです↓)
参考:今だからわかる、会社員を辞める前にやっておけばよかったこと③【居住地編】住みたい場所さがし
もちろん新住所も教えない
メールや着信を拒否しているので、ここは大丈夫だと思いますが。
うっかり住所の書かれた郵便物などが母の目に入ることのないよう、注意しました。
(必要あれば住民票や戸籍の閲覧制限を)
いくら新住所を教えなくても、親であれば公的証明書から知ることができてしまうので、心配な場合は閲覧制限をかけておくと多少は安心かもしれません。
ただし、閲覧制限のためには警察などへの相談実績が必要(=暴力などがあったと証明が必要)だったり、時間がかかったりするらしく、ちょっとハードルが高いです。
一時期かなり検討していましたが、結局私はやらずじまいでした。
実際のところは、閲覧制限よりも、住民票を別のところに置いておくほうが有効なんじゃないかな、と思ったりもします(たとえば、知人を頼るか、経済力があれば別の場所に激安物件を借りるなど)。
ここまでしたとしても、行動力に加えて経済力もある毒親の場合、探偵を雇ったりする可能性もありますから、どこまで防御しておくかはそれぞれの状況によるのかなと思います。
猛毒タイプの親であれば、海外移住など含め、あらゆる選択肢を考える必要があるかもしれません。
ストーカー並みに執着されるようであれば、それは通報案件なので、警察に相談してよいと思います。
まあ、毒親って、「使えない」とわかる(=親自身にメリットがない)と、さっさと別のターゲットを見つけるパターンもありますので、一貫してブレずに距離を取り続けることが大事なのだろうと思います。
「強く言えばなんとかなりそう」と見くびられているからグイグイ来るという面もおそらくあると思うので。
まとめ
母と距離をとるために具体的にやったこと
・とりあえずメールと着信を拒否
(+事前に自宅に直撃されないように根回し)
・可能なら電話番号メアドLINEともまるごと変更
・一貫して実家に近寄らない
・引越し
・(親の執着度に応じて)住民票閲覧制限など
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