母に支配されていた頃の私が、初めて読んだ「母娘関係」の本。
「イヤだ」「あの人嫌い」などと思いながら相手に何かしてあげるのは、双方にとって良いことがありません。
悩んでいる人を助けるというのはおそらく想像以上に難しくて、「助ける」というよりはおそらく、一緒に道を探していくというか、「本人の思考整理が進むように見守る」というのが一つの解になるのだろうと思います。
ポイントは「適切な距離」と「自分の気持ち」。無理して関わろうとすると共倒れに。
周囲の人から高い評価を得なければ幸せになれない(なってはいけない)と思い込んでいました。
ミナペルホネンを立ち上げた皆川明氏の仕事に関する考え方を知れる本。
人に対して自分の正しさを証明しなければと思う人は、猜疑心の強い親に育てられたのではないでしょうか。
自己効力感を感じたいがために、こちらに小物役を演じることを求めてくる人とは、付き合わないほうがよい、という話
劣等感を必死に隠すことで人に気に入られようとして、逆に人を遠ざけていたのだ、と今となってはわかります。
憎しみを抑圧していると、正義の仮面をかぶって批判しやすいところを批判してしまう。
不安な親は、子にしがみつき、自分の意に沿わせることによって不安を解消します。