母娘関係全般
娘が娘自身の人生を生きるためには、「母の要求」を断る必要が出てきます。そのときに湧いてくるのが「罪悪感」。罪悪感に負けていると、いつまでも母の支配下から抜け出せません。
娘のため、と言いつつ、実は娘を支配している「重い母」。その自覚が全くないので、娘が怒っても、全くピンときません。「娘=自分(母)と同じ感性」と思い込んでしまっているから。
息子のことはある時点から尊重するのに対し、娘に対してはいつまでたっても「上から目線」の母。娘側の我慢が大きいほど、盛大にこじれます。
結局のところ、同性間であれ、異性間であれ、親子関係がこじれる理由の一要素は「(心理的な)距離が近すぎる」ということなのだろうな、と思いました。
重い母たちは、自己犠牲を武器に、娘の罪悪感を刺激し、娘を通じて、自分の欲望を達成している。
「自分の母親を客観視すること」これが母娘関係の悩みを改善するための第一歩。
母に支配されていた頃の私が、初めて読んだ「母娘関係」の本。
親も子も互いに「相手が悪い」と思っていることが、確執の原因。親のほうから変わってもらうのは現実的には難しい。では解決策は?