ししもとのAC回復ノート

親の呪いを解いて自分の人生を生きる

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〈AC回顧録・20代後半〉不潔・疾病恐怖でトイレに行けず常に膀胱炎

母への嫌悪感に気づいてから絶縁に至るまでの出来事を見つめなおしています。>>>記事一覧)。

ストレスがかかって不潔恐怖・疾病恐怖が悪化。
トイレに行く回数を減らしてしまい、常に膀胱炎でした。

病気を避けることの大元には「体調を崩したら親に見捨てられる」という恐怖感があったと思います。

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職場のトイレに行くのが怖い

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学生時代の後半くらいから不潔恐怖・疾病恐怖に悩んでいましたが、たまたま同じトイレを使う人が限られた環境だったこともあり、「周囲の人が元気そうなら大丈夫なはず」と自分に言い聞かせ、困るほどではありませんでした。

けれど職場では、周囲の人への不信感が強かった(たとえば>食べられないことを人前で責められて会食恐怖が悪化せいか、次のように考えるようになってしまいました。

会社で体調を崩してもきっと誰も助けてくれないだろう。
表面上対応してくれたとしても、ものすごく迷惑に感じて嫌われるに違いない(自分の母親ですら、私の体調不良を嫌がったのだから→自分の身は自分で守るしかないと決意したきっかけ
 ↓
体調を崩さないよう病気(とくに胃腸系)を避けなければならない
 ↓
胃腸炎系の感染源はトイレのことが多いから、できるだけ行くのを避けたい

という感じです(狭くて個数が少なかったのも閉塞感あったかもしれません)。

全く行かないわけにもいきません(もともとお手洗いが近いほう)が、できるだけトイレに行く回数を減らそうとしました。

でも、トイレを我慢していると、当然目の前のことに集中できませんよね。
「集中しなくちゃ」という焦りと、「トイレ行きたい、でも行きたくない」が頭の中で綱引きを始めます。
(何度も繰り返してきたこれ>>勉強を手放したいのに、勉強に執着して「イップス」的な状態にと同じ構図)

水分も控えるようになっていきました。
いつものどが渇いていましたが、仕事中はちまちま口を潤す程度。
常に脱水気味なので、頭痛もあり、ますます仕事がはかどりませんでした。

膀胱炎で余計にトイレが近くなる

 

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トイレを我慢&水分を控えめなので、当然膀胱炎にもなります。
健康診断でも必ずひっかかりました。

幸い、薬を飲むほどではなく、「トイレ我慢しないでね」と医師から助言される程度でしたが、「わかりました」と返答しつつ、それでもやっぱり我慢してしまうのです。

しかし膀胱炎ぎみだと尿意は強くなりますから、苦痛は強くなっていきました。

身体の自然な反応に抵抗しているわけなので、「我慢しすぎて膀胱の機能がおかしくなって勝手に漏れ出たら(あるいはまったく出なくなったら)どうしよう」など、新たな不安もどんどん加速していきました。

常にトイレの心配ばかりしていて、発狂しそうでした。

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今思うこと:いったん立ち止まればよかった

日常生活を脅すほどの状態になっているので、単なる潔癖などではなく、強迫性障害と呼ばれるレベルにまで進行していたと思います。

(参考:強迫性障害 | ご相談の内容 | 東京認知行動療法センター


しかし、母から「精神科=悪」と刷り込まれており(→「嫁に行けなくなるから精神科に行くのは許さない」と保険証を隠される、またメンタルヘルス系の面談で逆に傷つくという体験をしていたため、精神科に行く勇気が出ませんでした。

当時は「誰にもわかってもらえない」ことの悲しみが強すぎて視野が狭まっていました。
(まあ実際、トイレが怖いなんて、健全な人にはわからない感覚でしょうからね……ちょっと話してみようにも「え?」となるだけですし。)

子どものころから積み上げてきた「またわかってもらえなかった」という落胆を、あれ以上積み上げたくなかったのです。

わかってもらえないことの孤独感に、あれ以上耐えられなかったのです。

それほどまでに、子どものころから「親は守ってくれないから自分でなんとかせねばならない」と頑張ってきたのだと思います、我ながら。

客観的に振り返ると、完全に思考停止していて、それに関しては反省すべき点なのですが……。

(ちなみに、トイレ問題はどう解決した?)

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もしかしたら現在悩まれている最中の方がこの記事を読んでくださるかもしれないので、私はこれで楽になったよ、ということを書いておきます。

私の場合、結局精神科には行くタイミングを逃してしまい、環境のほうを根本から修正しました。
具体的にいうと、会社員を辞めて自宅でできる仕事を探し、行きたい時に不安なくトイレに行ける環境にしました。

かかるストレスがかなり軽減→不安が少なくなる→徐々に回復してきました。

今も外出先のトイレは決して得意ではありませんが、デパートなどの、清潔で個数が多く混雑していないトイレであれば、ほぼ抵抗なく行けるようになりました。

行きたい場所に行きたいときに行けるというのは、とても幸せなことだなと思います。

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