ししもとのAC回復ノート

親の呪いを解いて自分の人生を生きる

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〈AC回顧録・20代後半〉食べられないことを人前で責められて会食恐怖が悪化

母への嫌悪感に気づいてから絶縁に至るまでの出来事を見つめなおしています。>>>記事一覧)。

学生のころから悩んでいた不潔恐怖・疾病恐怖が仕事のストレスや睡眠不足で悪化、ますます食べること自体が怖くなっていきました。

そのせいで周囲の人に気を遣わせてしまったことは非常に反省しています。

しかし、「お残しは許しまへんで過激派」の人から、大勢の前でひどく叱責されたことは、心から血が噴き出すほど傷つく出来事でした。

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恐怖心で食べられない

外出がこわくてこわくてたまらない状態で、常に「どこかでウイルスをもらったかも」と思っているので、外食などもってのほかでした。

水の一滴さえ飲むのを我慢してしまうのです。
うがい(できればシャワーも)をしてからでないと飲み食いできないのです。

以前から職場の飲み会が苦痛でたまらない派ではありましたが、輪をかけて苦痛になっていきました。

でも、会社員という立場上、どうしても会食の機会は避けきれません。

周囲に気を遣わせてしまうことの罪悪感

「行きたくない、でも行かなくちゃ」で、相反する気持ちが綱引きをしているので、なんとか会場に行っても、ものすごくどんよりした雰囲気を醸してしまっていたと思います。

それだけならまだしも、会場の床やテーブルがねちゃっとしていたりすると「ここで何か(粗相的なこと)があったのでは?」と疑念がふくらんでしまいます。

となると、もう、周りが見えなくなってしまいます。
一応は普通にしていたつもりでしたが、「こわいこわいこわいこわいこわい」でいっぱいでした。

そしていざ、食事が目の前に運ばれてきても、「ウイルスがついているに違いない」と思ってしまい、気分が悪くなってくるのです。
とはいえ、全く食べないわけにもいかないので、ちまちま食べはするのですが、明らかにペースが激遅。

となると、周囲は不審に思いますよね。

多少チクっと注意されるくらいは「そりゃそうだよね、すみません汗」と自分でも思っていました。

健全でない自分に対する自己嫌悪感も尋常でないほどありました。

お残しはゆるしまへんで過激派の人々

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今思えば、ほとんどの方は、親切心で心配の声をかけてくださっていたと思いますが、その一方で、残すことに過剰にお怒りになる方もいますよね。昔は学校給食で完食指導がありましたから。

幸い私は、(えずきながら牛乳で丸のみするくらいのことはしましたが)掃除の時間や放課後まで残って食べさせられることはなかったので、今思えば超幸運でした。

ようやく最近「無理に食べさせるのは虐待」と理解が広まってきて過激派も減少?しているようです(いい時代になった)。

そうして学生生活を生き延びたのに、会社の同僚にも何人か「お残しは残しまへんで過激派」の人がいました(まあ、どこにでもいらっしゃるのでしょう)。

過激派の方々にひどく叱責され、ますます症状が悪化してしまいました。

「お母さんは何も言わなかったの?ずいぶん甘やかされてきたんだね」

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少し年上の方(Cさんとします)だったので、仕方ないかなとは思うのですが。

非難タラタラの目で「ねえ……君のお母さん、何も言わなかったの?ずいぶん甘やかされてきたんだねえ」とため息をつきながら言われたことがあります。

(いやいやいやいやいや! 甘やかされるもなにも、けっこうとんでもない目に遭ってきましたよ!
そもそも幼少期のトラウマ(自分の身は自分で守るしかないと決意したきっかけ)に端を発しているのです。それがストレスによって、不潔恐怖・疾病恐怖になり、食べること自体が怖いと進んでいったのです。
単なるワガママというよりも、精神的な問題で食べられないんです!!)
とは言えないので、「いや、まあ、言われましたけど……」みたいに口をもごもごさせてしまうのでした。

もごもごさせているうちになぜか、「このままでは母が悪者にされてしまう!かばわねば!」という思いがこみ上げてきて、
「母は厳しかったんですけど、父が許してくれました」
みたいなことを口走ってしまいました。。。
(あんたのせいで「お母さんが悪く思われたじゃない」と子どものころから言われてきたせいだと思います)

その結果、「お父さんに甘やかされてきた人」みたいなポジションになってしまいました(父から叩かれたりもしているのに→たとえしつけでも、叩かれた記憶はいまも心に影を落としている)。

「作った人の気持ち考えてないよっ!」

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ネチネチ系のお小言はまだ耐えられましたが。
一番傷ついたのはほぼ怒鳴るような口調で同い年の同僚に注意されたことでした。

以前から何度も不快そうな表情で、私のことが憎々しいという感じで、苦言を呈されてはいたのですが。

同僚的にも堪忍袋の緒が切れたような感じだったのでしょう。
あるときみんなの前で
「作った人の気持ち、考えてないよっ!」
と大声で叱責されました。
(ほぼ)叫ぶような、怒鳴るような口調でした。

同僚が言うことももちろん一理あるので……言い返すこともできず。

でも、あまりの強い口調に、ものすごく傷ついてしまいました。
心から血が噴き出すような気持ちでした。

私とて、完食したほうがいいのはよくよくよくよくわかっているのです。
でもどうしても食べられないのです。食べようとすると胃がひゅっと縮こまるような感じがするのです。

胃が縮まると調子が悪いような気がしてきて、「万が一気分が悪くなってここで粗相したらどうしよう」と恐怖心にかられるのです。

粗相するよりは、食べずにいるほうが人に迷惑をかけずに済むだろう、と思ってしまって、どうしようもできないのです。

私としては迷惑をかけないつもりでとっている行動なので、「じゃあ、無理やりに食べてもし私が体調悪くなったら、あなたが責任取ってくれるんですか?」という反発の気持ちもわいてしまいました。

「正義」を振りかざす人ほど、いざというときに助けてはくれないんですよね(うちの母がそう)。

私には私の事情があるのだから「あなたの正しさを私に押し付けないで!」という気持ちでした(でも言えない)。

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今思うこと:できるだけ関わらないようにすべきだった

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私のことを叱責した人にもその人なりの考えがありますから、一方的に否定することもできません。

またその一方で、私にも選択の自由があります。

当時の私は、いくら誰かに強く言われたところで、「じゃあ食べます」となれるような精神状態ではありませんでした。

ただただ追い詰められて悪化してしまいました。

あれから10年以上経過した今もなお、人と食事に行こうとすると、同僚の叱責が脳内をこだまし、「完食できないと責められるのでは」と恐怖心に駆られてしまいます(だから人と食事に行けない)。

人間関係を深める機会を損失した思ってしまうほど、恨めしく思ってしまいます。

そこまで引きずってしまうのなら「あの人とは考え方が違うな」と、なるべく関わらないことが必要だったと思います。

とはいえ、仕事の都合上、密な接点があり、どうしようも避けようがなかったのです。
となると、もっと早い段階で転職や退職を検討すべきだったなと思います。

合わない環境に身を置き続けていると、どうしてもそこを去らねばならないほどの「うまくいかないこと」が生じるんだなと実感しています。

性質的に会社員が向いていないのに、親の目を気にして進路を選んでしまったことが諸悪の根源でした。

自分のことをよくわからずに、他人に手綱を握らせていると、こうやって追い込まれて失敗するのですね。

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