自己治癒のため、自分の育った環境を客観視する作業をしています。>>>【もくじ】私はいかにしてアダルトチルドレンになっていったのか 【母への嫌悪感に気づくまでのこと】 )。
過干渉型の毒親あるある、人間関係への干渉。
「〇〇ちゃんと遊んだらダメ」はもちろん、私のクラスメイトのことを母が悪く言うのが辛かったです。
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過干渉型毒親あるある
人間関係に干渉
「〇〇ちゃんと遊んだらダメ」自体は、もしかするとどこの家庭でもあるのかもしれません。
あまりにも乱暴な子とか、どうしても被害が、というケースもゼロではないでしょう。
毒親の場合は干渉の頻度が異常に高いのですよね。
私の母は、私が幼稚園児の頃から、
「Aくんは悪い子! 扉を何度も開け閉めして非常識!」
などと非難していました。
その一方で、私が「Bちゃんがちょっと嫌がらせしてくるから苦手……」と訴えると「Bちゃんはお兄ちゃんがいるからそんなものよ。悪気はないのよ」とスルー。
私からすればA君から直接の害はなく、Bちゃんのほうがよほど困っていたのですが。
小学生になっても、同級生が遊びに来ると(※)、母による品定めが始まります。
(※汚部屋なので基本的には私が遊びに行かせてもらっていましたが、当然「たまにはあなたの家に行きたい」となるので……。片付けきれなくて万年床の上でゲームをしたこともありました。直接言わなかったけど不快だった子もいただろうと思います……)
母からすれば、よほど大人しい子以外は「〇〇ちゃんは乱暴、非常識」になるんですね。
私が「いい子」として過剰適応しており、それが母にとっての標準なので、他の子どもはだいたい粗暴に見えたのでしょう。
また別に「あんたは楽しそうだけど、〇〇ちゃんは全然楽しそうじゃなかった。あんた大切にされてないよ。他の子と遊んだほうがいい」とかもありました(これは高校生になっても言われていました……本当に不快でした)。
母からすれば娘を守っているつもりだったのでしょう。
でも、私の立場からすれば、どうしても学校で会う子たちですし、全く遊ばないわけにもいきません。
というか、私自身は基本的に楽しく遊んでいたので、友達を悪く言われるのは不快でした。
「〇〇さんと仲良くしなさい」もある
「〇〇ちゃんと遊んじゃダメ」の逆で、「〇〇さんと仲良くしなさい」型の干渉もありますよね。
母が指定してくるのは決まって、文句を言わなそうといか、コントロールしやすそうな子でした。
おとなしそうに見えるからといって私と気が合うとは限りません。
静かな子のほうが意外と芯は強かったりもしますし。
そうでなくても、趣味が全然違ったりして、「お互いに害はないけれど楽しくはない」みたいな状況も多々生じます。
私としては「この子といても別に楽しくはないんだよなあ、、でもお母さんが仲良くしろって言うから」と微妙な気持ちで(反省)。
相手の子からしても「この子、なんで私に寄ってくるんだろう。でも向こうから来てくれるんだから無碍にはできないしな」などと感じていたかもしれません(反省)。
「外されている子と仲良くしてあげなさい」も一見良いことのようだけど……
また母がよく私に言ってきたのが
「〇〇ちゃんは浮いてて可哀想だから仲良くしてあげなさい」案件。
これは一見良いことのようにも見えるんですよね。
とくに学校現場だと「みんなで仲良く」みたいなのが定番でしたから。
私もそれが良いことだと思っていたので、クラスになじめていない子に気を遣ったり、話しかけたりしていました。
もちろんそれで「助かった」と思ってくれた子もいたかもしれません。
その一方で「ほんとは休み時間に本を読みたかったのに」とか「正直ありがた迷惑だった」ということもあったかもしれないな、と大人になって思います。
また、私としても、「仲良くしなくちゃ」という義務感からなので、まあ、すごく楽しいわけでもないですよね。
それなりにクセがある子の場合もあるので、対応が難しかったりもしましたし。
【今思うこと】
「あんな子とは遊んじゃダメ」
「こんな子と遊びなさい」
と指示され続けていると、大人になっても似たような人になんとなく近寄ってしまうんですよね。
気づかないうちに「仲良くすべきは”こんな感じの子”」みたいな法則が埋め込まれてしまっている感じ。
本音の部分では、私自身が選んでいるわけではないので、すごく気が合うわけでもなく、いつもなんだかモヤモヤしているというか(先方からしたらものすごい迷惑ですよね、反省)。
子どものうちはどうしても親の影響が強く、ましてや毒親ともなると巧妙に洗脳してきますから、仕方がなかったとはいえ。
やはり、ある程度成長したら自分の頭で考えて軌道修正することが必要だったなと思います。
しかし、言うのは簡単でも、考えることや意志を持つこと自体を封じられているので、それもなかなか難しかったんですよねー。
まあ、過去のことは解釈を変えることくらいしかできないので、気づいた時点で一つひとつ修正していくしかないですね。
これからはできるだけ、気の合う人、好きな人だけ付き合っていこうと思い直しました。
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