過去の痛みを成仏させるため、自分の育った家庭を改めて客観視する作業をしています。(関連記事一覧はこちら>>>【もくじ】いかにして私はアダルトチルドレンになっていったのか【体験談】)。
子どもの頃から両親不仲、私が中学生頃にはますます悪化し、母が父に嫌がらせをしているのを見るのがつらい環境でした。
さらに嫌な気分だったのが、母が私にまで呪いの言葉をかけてくることでした。
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「あんたもそのうちひどい目に遭ったらわかるんだからね」という呪い
仮に、父に非があったとしても、郵便物を捨てたり、無言電話をかけ続けるようなやり方は、私には賛成できませんでした。
大人ならば話し合うのが一般的だと思いますし(冷静になれるかは別として)、そんな小学生じみた嫌がらせをしても……ねぇ。
でも、母からすると、私が母の復讐を手伝ったり、父を責めたりしなかったことが気に入らなかったようです。
「同性なんだから、娘なんだから、母親に味方するのが当然!」という思い込みがあったのでしょう(>>>母にとって都合のいい人以外「全員敵」)。
気に入らないことはすべて、「あんたは冷たい人間」と、娘に問題があるというスタンスを取り続けました。
そして、恨みのこもった目で私に言うのです。
そうやっていい気になっとけばいいのよ。
あんたもいつか絶対ひどい目に遭うんだからね。
そうしたらやっとお母さんの気持ちがわかるんだから。
その時後悔するんだからね。
母は、腹いせのつもりで言ったのでしょうけど、実の娘に「いつか絶対にひどい目に遭う」なんて、言うものですか?
子の幸せを願っていたら、そんな呪い、かけますか?
何事も「あんたのため」「お母さんはすべて犠牲にしてあんたにしてやってる」と言うわりに、実は娘が不幸になることを望んでさえいるように見えました。
結局、母は、娘よりも母自身のことで精一杯だったのだ、と改めて思います。
【親を反面教師に】
私は私で「愛されたい」に固執していたのだと思う
配偶者(父)に小学生レベルの嫌がらせをし、娘にまで「いつか絶対不幸になるんだから」と呪いの言葉をかけるような人が実母であるということ。
ものすごくガッカリします……。
でも、失望するだけじゃなくて、「うちの母はヤバい人だから、表面上はうまく合わせておいて、大事なところは自分で決めていこう」と覚悟することが、(中学生とはいえ)当時の私には必要だったと、今思います。
母が「やばい奴」ということは認識できても「でも親だからどうしようもない」で思考停止してしまっていました。
また、幼少期から抱いてきた「お母さんはかわいそうな人だから、せめて私くらいは味方でいてあげなければ」という「変な優しさ」に囚われていたことも反省でした。
それは優しさというよりも依存心だったのです。
母のヤバさを目の当たりにしてもなお、私は母に愛されたかったのだと思います。
(結局30歳手前まで抱え続けましたので……)
私は私で、愛されることに固執していたのです。
いま冷静に振り返ると、「そんなヤバい人に好かれなくても全然よくない?」ということ。
私、ほんとどうかしていたなあ(汗)
まあ、子どもの頃からある意味洗脳されているので仕方ないのですけどね。
だいぶ年月経ってからではありますが、それでも、気づけてよかったと思うことにします。
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