毒親の呪いのかかった人生を抜け出し、本来の自分の人生をおくるために、まず、ストレスになっていた仕事をやめました。
当時はできる限りのことをしたつもりでしたが、今になって「これはやっておけばよかった」「こうしてもよかったな」と思うこともあるので、それをまとめておきます。
※親との関係にまつわることではなく、退職に関する一般的なことがメイン&会社員向けです。
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今だから思うこと
① 有給休暇の消化を、交渉すればよかった
「退職したい」と申し出ても、形式上引き留められ、なあなあになる期間が続きました。
おそらく上司的には「仕事に不満があるから退職をチラつかせてゴネている」という認識で、本気だと捉えていなかったのでしょう。
何度も伝えてようやく、「おや、どうやら本気らしいぞ」と分かってもらえたのが、もう退職日まで1か月あるかないかくらいの段階でした。
そこからさらに上の上司や、人事部との最終面談をするころにはもうほぼ1週間前。
その間にも新しい仕事が降ってくる&引継ぎもあり&年度末だったので、ため込んでいた有給休暇を一切消化できず、気づいたら退職日になってしまいました(一応半日だけ休暇にしたけれど、結局仕事が終わらなくて出勤した)。
直属の上司に悪気があったわけではなく「やめさせないほうが本人のため」と思ってくださっていたのだと思うのですが、結果的に有給休暇を一切消化できなかったので、ちょっともったいないことをしたなあと思っています(2か月分はまるまる溜めていたので……額にするとウン十万)。
派遣さんとか、契約社員さんのほうが堂々と有給消化しているのを見て、「彼らの2倍ちかくは働いたし、正社員の私にだって権利あったんだよな、ほんとは」と思っています。
直属の上司が難色を示しても、別の上司や人事部に相談してみればよかったなと……。
まあ、年齢を重ねた今だから主張できるようになったのであって、若い頃って恐縮してしまって言いづらかったのですけどね(いい意味で図々しくなったわ)。
まあ、たった4年で辞めているので、研修や育成費などを考えると、会社的には赤字か、せいぜいトントンだったかもしれないので、仕方ないとは思っています。
② それ以前に、もっとマメに有給休暇をとっておけばよかった
①を踏まえて、現実的に有給休暇を消化できないのであれば、日頃からぽつぽつ休んでおけばよかったかもしれない、とも思っています。
でも、当時は「いざというときのためにとっておかないと」とか「休んでも仕事量は変わらない、後の自分が困るだけだから」とか「上司が忙しそうだから言いづらい」と思っていました。
結局「いざというとき」はありませんでした。
有給を使い果たしてしまった同僚がいましたが、欠勤になってちょっとお給料が減るだけで、別に問題はなさそうでしたし(噂にはなっていたけど)。
「休んだら後の自分が困る」という懸念だって、休まずに頑張っているからこそ、新たな仕事が降ってくるという面もあったと思います。
適当に休んでおけば「わりとよく休む人」とみなされ、結果的に仕事量がセーブされたかもしれない。
適度に手を抜いていればもう少し長く勤められたかもしれない。
(しかし、昔の私からすると「ダメな人」とみなされるのは、プライドが邪魔して耐えられなかったですが……劣等感からくるプライドって、ホント要らないですね……)
③ 上司に有給休暇を申請しづらくても
有給申請したからといって、決して怒られることもなかったのですが……
上司もものすごく忙しそうでパンク気味だった(突然軽く叫び出したりすることもあった)ので、そういうときに「あ、今は言わんでおこう」とかやっているうちに、結局有給休暇を取れない現象……。
あれはどうしたらよかったのか。
さらに上の上司に相談するとか、割り切って空気を読まないとか……。
同僚と相談して一緒に考えてもらうとか……やりようはあったと思うのですけど。
でも、私の子ども時代って「権力にあらがえない」ように教育されてきているので、そんなこと思いもしなかったんですよね。
「私さえ我慢すれば」精神というか(多かれ少なかれ、みんなありましたよね)。
とくに私は、機能不全家族で形成した、「学習性無気力」がひどかったので、何かを交渉したりするのがとても困難だったんですよね。
そう考えると、やっぱり私には会社員は向いていなかったな、と改めて実感します。
人の顔色をうかがうことなく、自分の裁量ですべてを決められることはとてもとても大事でした。
まとめ
会社員を辞める前にやっておけばよかったこと(有給休暇関連で)は
・有給を消化できないか(=退職日をずらせないか)相談すればよかった
・普段からぽつぽつ有給を取っておけばよかった
・上司の顔色をうかがわずに有給申請しておけばよかった
まあ、要するに、「こう思っているんですけど、どうですか?」と相談できなかったことを悔やんでいるということです。
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