ししもとのAC回復ノート

親の呪いを解いて自分の人生を生きる

ブログ整備中につき、一時的に非表示にしている記事がございます。少しずつ再更新してまいりますので、またご訪問いただけますと幸いです

〈AC回顧録・小学生〉金銭管理が苦手なことを棚上げし「あんたの学校のものにお金がかかるせい」


自己治癒のため、自分の育った環境を客観視する作業をしています。
>>>【もくじ】私はいかにしてアダルトチルドレンになっていったのか 【母への嫌悪感に気づくまでのこと】 
)。

母は、計画的にお金を使うということができない人でした。
しかし、それを自分で認めず「お父さんが十分くれないのが悪い」「あんたのものにお金がかかるのが悪い」と他責思考でした。

広告- - - - - - - - - -

 



母はお金を計画的に使うことができなかった

日本ホールマーク スヌーピー 家計簿 ポジティブ 読書 795160

私の母は、「1か月の予算がいくらだから、その範囲でやりくりしよう」という概念が完全皆無でした。

父から生活費をもらうと、前半のうちに使い果たしてしまいます。

使い果たすといっても、服やら化粧品やらに使うわけではなく、おおむね「食費」。

家事が苦手で料理も面倒くさい人なので、とにかくスーパーのお惣菜で済ませたいわけなんですね。30年くらい前の話なのでお惣菜もそれなりに割高だったと思います。

また、母は食欲旺盛でしたからいろいろと食べたいものがあったのでしょう(実際かなり太っていました)。

夜、私が布団に入ってうつらうつらしているときも、母はたいてい何か食べていました(こっそりしているわりに咀嚼音丸聞こえ。私に「くちゃくちゃするな」と言いつつ自分はクチャクチャする)。

その一方で、父は節約志向、悪くいえばケチ。
父からすれば「安い食材でやりくりするのが当たり前」なので、お惣菜代なんて全く予算に入れていません。

となると、割高のお惣菜ばかりを買う母からすれば、当然足りなくなります。
(父にお惣菜を買ったことがバレると怒られるので、父の分だけは別に作っていたようです。別に作ると言っても、だいたいアジの開きとか油揚げとか「焼くだけ」系のものですが)。

しかし、「食費」として使っているわけなので、母からすれば「無駄遣いをした」という感覚は無いわけで。

なのでいつも「お父さんが十分なお金をくれない!」と嘆いていました。

リボ払いを繰り返すようになる

[zepirion] クレジットカードケース スキミング防止 磁気防止 スライド式 スリム マネークリップ付き アルミニウム シルバー

父にしてみれば「ちゃんと毎月充分な生活費を渡している」つもり。

一方、母にしてみれば、「食費にしか使っていない(=無駄遣いではない)」つもり。
お惣菜を買ったりしているのがバレると怒られるので、父に交渉することもしませんでした。

そこには埋まらない溝がありました。

となると、どこからかお金を持ってくるしかありません。
しかし母は基本専業主婦ですし、たまにパートに出ても揉め事を起こして辞めたりします。

いつの間にか母は、クレジットカードのリボ払いを使うようになりました。

払うアテがないのに、前借りしているわけです。
当然払えないので、その前借分をどんどん分割払いにしていくことになります。
どんどんどんどん金利が増えていきました。

レジでリボ払いを連発する母を見ていて、当時小学校3年くらいの私ですら、「あれ、これ、なんかまずくない?」となんとなく感じ始めたほどです。
なんとなく「払うアテがないのに前借りしている」ということはわかったのです。

そこで「ねえ、そんなにリボ払いして大丈夫なの?」と聞いたのですが

「うるさいっ! あんたの学校のものにお金がかかるのが悪いんでしょうっ!」とまあ怒る怒る。

あれだけ怒るのは図星だったんだろうと思いますが。
母からすれば、無能さを責められているように感じたんでしょうね。

しかし、当時の私にしてみれば「私にお金がかかるのがいけないんだ……」と罪悪感を深めてしまっていました。

しかし、母に無理やり通わされていた勉強系習い事(公文など)も、「あんたにお金がかかる」に該当すのは納得できない気もします。

嫌々行かされていたので全然辞めてよかったのですが……それは母が許さないんですよね……もうほんと、どうしたって文句言われるんだから……。

リボ払い、膨らみ続ける

クラフト用紙のおあいそ票・お勘定書 4冊(100枚/冊)

何度も限度額を超えてカードが止まったりしつつも、リボ払いを続けたため、後年には「ただ毎月利息分のみ払っている」ような状態になっていました。

母の姉たち(伯母)もお金の貸し借りやリボ払いに抵抗のない人々だったので、とくに軌道修正されることもなく。
怒られるのを嫌がって父にも言わない。

当時子どもで、母の機嫌を損ねないことに必死だった私にもどうすることもできず。ただただ、不安感だけが増していきました。

父と母の価値観が違いすぎた

ほかのことでもそうですが、父と母であまりに価値観が違いすぎ、お互い不幸だったと思います。

父は理論的な正しさにこだわるところがあり、寛容でない。
母は表面上父に従っているふりをして、水面下では勝手に動いてしまう。
すると後々問題が露呈して、お互い「そっちが悪い!」となる。

お互いがお互いを理解しようという意思が欠如していました。

親を反面教師に

恋愛であれ、友人関係であれ、「自分が正しい」に固執してしまって、「相手のことを理解しよう」と思えないのなら、それはもうすでに発展性がないのだと思うのです。

理解しようとも思えない人と、無理して関係を築くことはないのだなあ、と改めて思います。

逆に、こちらが相手を理解したいと思っていても、先方にその気がないのだったら、残念だけれど、それも健全な関係ではないのだな、と思います。
(わかった上で、「どうしてもそばにいたい」「覚悟はある」というならアリかもしれないけれど)

ほかの記事

【記事一覧】母への嫌悪感に気づいてから絶縁にいたるまでのこと

【記事一覧】私はいかにしてアダルトチルドレンになっていったのか

広告- - - - - - - - - -