ししもとのAC回復ノート

親の呪いを解いて自分の人生を生きる

ブログ整備中につき、一時的に非表示にしている記事がございます。少しずつ再更新してまいりますので、またご訪問いただけますと幸いです

〈AC回顧録・高校時代〉不仲な両親の連絡役で貧乏くじ


過去の痛みを成仏させるため、自分の育った家庭を改めて客観視する作業をしています。(関連記事一覧はこちら>>>【もくじ】いかにして私はアダルトチルドレンになっていったのか【体験談】)。


両親不仲で、口を開けば大喧嘩。

母は、私のことを連絡役として使い、言いづらいことはすべて私の口から父に伝えさせました。
父の怒りから防御するための盾として使われていました。

父が直接私に怒っているわけでないとわかっていても、父の機嫌を損ねるのは辛い気持ちでした。

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両親間の連絡役をやらされるのが辛い

キョクトウ 学習帳 カレッジアニマル A5 連絡帳 タテ9行 LP81

夫婦間で話し合いが成立しないため、基本は家庭内別居。

とはいえ、もちろん連絡を取らねばならないこともあります。
しかもそれはたいてい、「言いづらいこと」です。

たとえば、父充ての郵便物を母が誤って開封してしまったとか。

母は郵便物をわざと開封する場合もありますが(>>>母が父に嫌がらせをしているのを見るのがつらい - 郵便物は捨てるし無言電話をかけまくる、基本的に注意力散漫な人なのでうっかりやらかすことも多かったのです。

そんな時母は、決まって私を使いました。
「あんたから言ってよ。お母さんから言うと喧嘩になるでしょ」と。

私が夫婦喧嘩を嫌がっているのを知ったうえで、そこを利用してくるんですね。

たしかにケンカになるのは私も嫌で、つい母の言いなりになってしまっていたのですが……(今思うと無視すればよかった。でも、無視しても従うまで100回でも200回でも言い続ける人なので厄介)。

私から伝えたからといって、父は不当に郵便物を開封されているわけですから、当然怒ります。

直接私に怒っているわけでなくても、父が怒っている姿を見ると、自分が怒られているような気分になり、つらかったです。

本来は母が全面的に向けられるべき怒りを、私を介在させることで弱めているわけですから、母は、私のことを盾として使っていたのです。

ダブルバインドがつらい

こんなこともありました。

ある日、私が高校から帰宅すると、母が勝手に、個別指導塾の営業の人を家に呼んでいました。
私の気持ちも無視ですし、もちろん父にも伝えていません。

営業の人をあえて引き留め、父と鉢合わせる形に。
耳元で、「あんたからお父さんにお願いしなさい」と母は言います。
営業の人の手前、父もないがしろにできず、OKすると踏んだのでしょう。

しかし、「塾は高3から」と以前話して合意していたので、「話が違う」と父は怒り出しました。

その剣幕を見て、営業の人は慌てて帰っていきました。
まあ、そうなるよな、と思いました。

自分の意志でもないことを母に仕向けられ、怒られるのは私。

母の言うことを聞けば父に怒られ、父に従えば母の機嫌を損ねる。
ずっとこれでした。

健全な家庭で育った人なら「ヤダって言えばいいじゃん」ということなのでしょうが、子どもの頃から「自我を出すことは悪」と意志を封じられていると、いざというとき全くなにもできないのです。

母からすれば、「娘のため」だったのでしょう。
でも、私は全く、嬉しくもなく、ただ辛いだけでした。

せめて、夫婦間で、意見を統一してもらいたかった。
それなら一つの方向に従えばいいだけなので、そこまで頭を悩ませる必要もありません。

ダブルバインドはほんとうに堪えました。

【親を反面教師に】

誰かを仲介役にしない

不仲な両親の連絡役は、損しかありませんでした。
感情の盾にされるだけで、良いことは何一つなかったです。

だからこそ、言いづらいことを「あなたから●●さんにこう言っておいてよ」的な使い方はしないようにしよう、と思います。
幸い、今のところそういう場面はないですが。

誰かを使うのではなくて、言うべきことは、その人に直接言う。
怒りは、別の人に向けるのではなくて、怒りを抱いている張本人に言う。

でも、これがまた難しいのですよね。
いろんな意味で、意思疎通が困難な相手というのは存在しますから。

ただ、怒りの矛先を間違えてしまうケースが、世の中には本当に多いなと感じています。

害のない人が犠牲になるのは理不尽すぎるので、気を付けたいと思いました。

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