母への嫌悪感に気づいてから絶縁に至るまでの出来事を見つめなおしています。>>>記事一覧)。
広告- - - - - - - - - -
すべてをリセットしたい
状況を良くしようと行動しているのに、ものすごく一生懸命努力しているのに、なぜかこじれてしまう……。
どうしてだろう……と考えているうち、苦しい人間関係にはすべて母の影があることに気づきました。
「母の意に沿わないとひどい目に遭う」体験。
それが、顔色をうかがったり、無理に人に合わせるなどの防衛反応となり、大人になってもなお、自動で機能していました。
そのことに気づいても、「でも、もう、どうしようもない」と当時の私は思っていました。
なんたって、20年以上かけて、その行動様式がしみついてしまっているのですから。
ほぼ無意識にそういう反応をしてしまうのです。
この”反射”的なリアクションを変えるには、一旦すべてをリセットしないと立て直すことができないと思いました。
とりわけ人間関係を一旦無にする必要がある。
人と関わる以上、どうしても「反射」のリアクションを続けてしてしまうから。
一旦完全に人を断たないとダメだと思いました。
でも、社会生活をしている以上は難しいですよね。
仕事をやめて山にでもこもるしかありません。
仕事を辞めるだなんて言ったら、母をはじめ親戚一同、ものすごく反対されることはわかっていました(お金もアテにされていますし>>>伯母にお金を貸すのがつらい )。
「周囲の人全員の了承を得なければいけない」と思い込んでいた(これ自体がある意味洗脳された状態なのですが)ので、とても実現不可能と感じていました。
また、いまほど在宅仕事も現実的でなく、「会社員をやめたら露頭に迷う」的観念がまだ強い時代でしたから……誰に相談しても「えー辞めてどうするの?」と言われるのはわかりきっていました。
だから、「辞めたい、でも、辞められない」の綱引きを頭の中で一日に千回は繰り返していたと思います。
仕事中にあまりにも辞めたくて発狂しそうになって、会社支給のスケジュール手帳に「やめたい」「しんどい」と書き……でも万が一誰かに見られるとまずいので、あわてて消したりしていました。
仕事を辞めたとしても……
もうひとつ、懸念がありました。
もし、会社を辞めたとしても。
母が私の世界に存在している以上、「私の人生はつぶされたままだ」とも思ったのです。
私のなかにいる母、インナーマザーがことごとく邪魔をするから。
頭のなかで「あれはダメこれはダメ」と言い、目の前の人に憑依して出てくるから。
会社を辞めるにしても、そもそも母を断ち切らないと、私はもうやり直せない、と感じていました。
でも、やっぱり母と絶縁なんて、現実的に考えられませんでした。
だって、親なのだから。
仮にも生んで育ててくれたのだから、と。
入院先で「ここから飛び降りて死ぬんだから!」と大騒ぎされ、「まじでなんなんこいつ」と思ってもなお、母を捨てることはできませんでした。
この、どうしようもない鎖につながれている感じとしばらく格闘するのでした。
ほかの記事
【記事一覧】母への嫌悪感に気づいてから絶縁にいたるまでのこと
【記事一覧】私はいかにしてアダルトチルドレンになっていったのか
広告- - - - - - - - - -