足かせは外すことにした

親の呪いを解いて自分の人生を生きる

【体験談】「良い人」に思われたいがために頼み事を断れない【母と絶縁するまでのこと】

過去の痛みを成仏させるため、自分の育った家庭を改めて客観視する作業をしています。(関連記事一覧はこちら>>>【もくじ】いかにして私はアダルトチルドレンになっていったのか【体験談】)。

親に認められなかった不満から、無意識のうちに周囲の人の認められようとしていました。
本記事は、良い人ぶりたいがために、頼み事や誘いなどを断れずに苦悩したエピソードです。

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頼み事をされるのが苦しい

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大学時代に悩んでいたのは、
「ちょっと遅刻しちゃったからノート貸して」
「わからないところがあるからレポート見せて」
「席とっといて」
と何度も頼まれることでした。

人によっては、これを「頼られている」「信頼されている」とうれしく思う人もいるのかもしれません。

しかし私は、
「いやいや遅刻って、あなた大学から5分のところに住んでるじゃん。私6時半に家出てるんだけど……」
「このレポート、土日まるごとかけて調べたのに、それを一瞬で写されたらたまらないんだけど」
「私だって休憩したいけど、席とるために頑張って早めに行くんだけど……なんで私ばっかり犠牲にならないといけないの?」

と「自分ばかりが損している」ような気持ちになってしまって不服に思っていました。
(しかも、こういうライトに頼んでくる人に限って、いざこちらが何かお願いしても平然と断ってくるものなんですよね)

でも「私って、冷たいよな」と自己嫌悪でなかなか断れない

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頼むほうからしたら、「嫌なら断るだろう」くらいの軽い気持ちだったのでしょう(だから平然と頼める)。

しかし、人の目や評判を気にしてしまって、なかなか断れなかったのが当時の私。

嫌でたまらないのに、「ここで断ったら”冷たい人”として評判が下がるんじゃないか」という恐怖でいっぱいでした。

というか、自分自身が「私って冷たいよな……」と思って、自分を責めてしまうのです。

ノートくらい貸してあげたっていいじゃない、とみんな思うよな、と。
それをかたくなに拒むって、ちょっとどうかしているのかな、と。

たかが頼み事ですが、頼み事というよりも、それによって生じる自己嫌悪が苦しかったのだと思います。

この件で、2年くらいは悩んでいたと思います。
毎日が憂鬱でたまりませんでした。

一人で過ごすことにした

自分ツッコミくま くま 体育座りぬいぐるみ

最初の何回かは、ノートを貸したりしていましたが……なかなか返ってこないんですよ。「あ、ごめん、まだ写してないや」とか。

悪気はないのでしょうけど、忘れるんでしょうか。
あるいは、こちらのことを軽んじているのか。
「許してくれるだろう」と甘く見ているのか。

ともあれ、自分のノートなのに、確認したいときに自分の手元にないというのは不便ですし、なんかおかしいよな、と。

しだいに「またノート貸してって言われたらいやだな」と、ある種の予期不安におびえるようになりました。

断ることもまた、私にとってはものすごくストレスがかかることだったので、思い切ってそのグループを離れることにしました。

でもこれ、単に私がそのグループのメンバーのことをあまり重要に思っていなかった(好きでも嫌いでもなかった)ので、離れることができたのだと思うのです。

もしも、そのグループ内に(男女問わず人として)好きな人がいたら、私は卒業まで悩み続けただろうと思います。

一人でぽつんと座っていると「あー、浮いちゃってる」とか「惨めそうに思われるかな」とか、最初はちょっと気になってビクビクしてしまったたのですけど。
「まあ、大学には勉強しに来てるんだし」と思うことでなんとか割り切りました。

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【この体験から学ぶこと】

断れなかったのは「機嫌を損ねたらひどい目に遭う」の呪いにかかっていたから

健全な人からすれば「嫌なら断ればいいじゃん」というだけのことでしょう。

でも、私にとって、「断る」ことはとんでもなく恐ろしいことでした。
だって、相手の機嫌を損ねたら、とんでもない目に遭うかもしれないのですから。
そこまでいかずとも、あちこちで陰口をたたかれるくらいのことはするだろう、と。

しかし、「断ったらとんでもない目に遭う」とか「ひどい陰口」というのは実はごく稀で、おおかたの人は一瞬「チッ」くらいにはなっても、さほど引きずるようなことではないのかもしれません。

でも、私にとっては、「断ったら(機嫌を損ねたら)とんでもない目に遭う」のほうがよっぽど現実的でした。
子どものころから親にやられてきているので。

ひどい目まどはいかずとも、母の言いなりにならないと「この親不孝者め!」「こんなに大変な思いで育ててやったのに」などと、げんなりするようなことを言われましたので。

他人も、口には出さずとも、心のなかでそう思っているんだろうと思っていました。

だから、「ひどい目に遭う」のリスクを避けて「嫌々迎合」が身についてしまっていたんですよね。

でも、「嫌々迎合」でその場をしのいだとしても、いつか不満が爆発して、むしろ取返しのつかない事態になるというのはよくある話でして(>>>【体験談】苦手な人と距離をとれずにトラブルに発展)。

そう考えると、嫌なものは嫌だと、早めに言ってしまったほうがお互いのためなのかなと思ったりします(もちろん、断り方や伝え方には気を付ける必要がありますが)。

難しいけれど、徐々にできるようにはなってくる

早めに本音を出しておいたほうがよさそう、とはいえども、ですね。

まあ、私もいまだに断るのが苦手だったりしますから、難しいなあと思うのです。

それでも、少しずつ断る練習をしてきて、だいぶ断れるようになってきたなあ、とも思います。

なにより、自分にとって心地よい選択をする練習を重ねていると、それまで「嫌だけども、まあ」と耐えていたことが、我慢できなくなってくるという事情もあります。

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