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一目惚れをする人は相手の免疫力の高さを見抜いている!? |感想『ウソばっかり!-人間と遺伝子の本当の話ー』

はじめに たまに違うジャンルの本を読むと新鮮

ここ6年くらい、心理学とか哲学とか自己啓発系とかの本をひたすら読んできました。

本から得た知識は、自分の人生について考えたり、心の葛藤を乗り越えたりするのに、とても役立っています。

しかし、たくさん読んでいると、「これ、前にも見たことあるな」的な既視感を覚えるようになる。
まあ、「飽き」ですね。

そんなときは、普段読むものとは少し違ったジャンルの本を読むことにしています。。

ですから、本屋さん(できれば普段行かない店舗がおすすめ)の普段見ないコーナーをぶらぶらしながら「ちょっと気になる」ものを数ページ読んでみて、「おもしろそう!」となったら、買い、です。

そうやって今回選んだ本は

竹内久美子『ウソばっかり! - 人間と遺伝子の本当の話 -』ワニブックス(2018)

ウソばっかり! - 人間と遺伝子の本当の話 -

ウソばっかり! - 人間と遺伝子の本当の話 -

 

 

 

どんな本?

まず感想として、すごくおもしろかったです。

人間に関する疑問(例:なぜ美人・イケメンに魅かれるのか、など)を、主に動物行動学の観点から解明、解説しています。

科学的とはいえ、一つの考え方に過ぎず、絶対に正しいというわけではないですが、個人的にはなかなか納得感があるなあ、と思いました。

小難しい説明もないので、理系っぽいのはちょっと…という方でも読みやすいのではないかと思います。


以下、私が妙に納得してしまったところを紹介します。

 

そうだったのか! 一目惚れについて

一目惚れ、ってなんだか良くないことのような気がしていました。
だって、一目ですよ。
中身を全く知らないのですよ。

目に映る範囲のことだけで良いとか悪いとか判断するなんて、軽々しい感じがするような…。

子供の頃から周りの大人たちによって「男は顔じゃない」と言い聞かされてきましたし。

にも関わらず。

ただ街で見かけただけ、すれ違っただけの人に「うわっ、うわっ、ものすごく好みの人がいる!」となったことがこんな私(決して惚れっぽいタイプではない)にも一回あるのです。

この「ものすごく好みの人」が一般的にいわれる「イケメン」に当てはまるかどうか、自分でもわからなかったりするのですが、とにかく自分にとってはすごくピッタリという感じで、衝撃的だったのです。

とはいえ。
いやいや、何を言うとるんだ、私よ、と。
見かけただけで何がわかるのだ、何も知らないのに、と理性は言います。

理性に叱責されているうちに、自分がとんでもなく浅はかな気がしてきて、自己嫌悪にさえ陥ったりします(もちろん何かしらの行動に出られるわけもない)。


ですが、本書によれば、一目惚れで異性を選ぶことは、動物行動的には間違っていないというではありませんか!

 ルックスのよさとは、動物行動学や進化論の分野では、ずばり免疫力の高さ、つまり病原体と戦う力の高さを意味します。

引用元:竹内久美子『ウソばっかり! - 人間と遺伝子の本当の話 -』ワニブックス(2018)p.17

あえて簡潔にすると、美男美女=免疫力が高い、ということ。
臭くないことも免疫力の高さを表しているそうです。

  つまり、一目惚れとは、免疫力の高さを見抜き、惚れるということ。一目惚れしやすい人とは、相手の免疫力を重要視する人だと言うことができるでしょう。

引用元:竹内久美子『ウソばっかり! - 人間と遺伝子の本当の話 -』ワニブックス(2018)p.18,19


外見、性格、経済力…etc。

人によって何を重視するかは違いますが、外見重視の人は免疫力重視だということですね。

だとすると、一目惚れの相手が必ずしも「誰もが認めるイケメン」とは限らないことも説明がつくなと思いました。

おそらく、自分の免疫との相性が良い(子供を持った場合に、免疫力の高い子供が生まれる組み合わせ)ということなのでしょう。

個人的に、一目惚れなんて浅はかだ、と思い込んでいましたが、動物行動的にいえば、ある意味効率的なことだったのですね!
罪悪感感じる必要なし!

まぁ、実際問題、一目惚れの相手とどうこうなるのは難しいとは思いますが…。

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おわりに

「本音と建前」という言葉がありますが、普段口にしがたい「本音」の方にグッと切り込んでくれる(あくまで動物行動学的に)要素のある本であり、スッキリした読後感を得られました。

長年「私の考えはおかしいんだろうか」とモヤモヤしていたことが「なーんだ、生物学的には仕方ないんだ」と思えたりもしました。
おもしろかったです!

ウソばっかり! - 人間と遺伝子の本当の話 - (竹内久美子) | ワニブックスオフィシャルサイト

 

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