ししもとのAC回復ノート

親の呪いを解いて自分の人生を生きる

不満は憎しみが形を変えたもの→憎しみを取り除くには |感想⑦『「大人になりきれない人」の心理』

欠けているものに注目するから不満なのではなくて、不満だからこそ、「ないもの」にどうしても目がいってしまうのだ、というのが前回の記事でした(→不満だからこそ「欠けているもの」に目がいってしまう|感想⑥『「大人になりきれない人」の心理』

本記事では
・不満は憎しみから生じている
・では憎しみはどう消したらいいのか
引き続き「大人になりきれない人」の心理 (PHP文庫)を参考にしながら考えていきます。

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「憎しみ」が不満の原因

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 不満な人というのは、おそらく傷つけられた人である。憎しみの人である。不満な人は憎しみを取りのぞかなければ、いつになっても幸せにはなれない。憎しみが不満の色眼鏡なのである。

「大人になりきれない人」の心理 (PHP文庫) p.221

たしかに、過去の私も親に対する憎しみが凄まじかったです。

親と対話しようにも、のれんに腕押しか逆ギレなので、余計にガッカリするばかりで。

だからいつも、行き場のない憎しみが漏れ出しそうな状態でした。

とはいえ、全く関係のない他人に憎しみとしてぶつけるわけにいかないことはわかっている。
そうして抑えていると、無意識のうちに憎しみは「不満」とか「愚痴」という形に変えて、しみ出ていってしまうんですよね。

いくら形を変えていても、その内訳は憎しみや怒りですし、本来ならば親に対して向けるべきものですから、愚痴を聞かされる第三者もたまったもんじゃない。
その結果、よい人間関係も構築しづらくて、ますます孤独を深めることになりがち。

(詳しく→なぜ愚痴を聞くとグッタリしてしまうのか - ほかの誰かの代わりに怒りを受け止めているから


さて困ったぞ。
憎しみの大元(=親)に直接訴えられるでもない。
かといって誰か他の人に解消してもらえるわけでもない。
じゃあどうしたらいいのか。

憎しみをとりのぞくには

まずは傷つけた人との関係を終わらせる

 自分を傷つけた人との関係を終わらせる。それで人生はすっかり違ってくる。人が「生まれ変わる」とは、そういうことである。自分を傷つけた人といつまでも心理的に拘(かか)わっていれば、人は心理的に成長できない。いつまでも憎んでいては、どんなに努力しても人は変わらない。どんなに成功しても人は変わらない。
「大人になりきれない人」の心理 (PHP文庫) p.222 カッコ内ルビは本記事執筆者が追加

親との関係に悩みつつも、距離を取れないことに悩んでいる方も多いのではないかと思います。優しい人ほどそうしょう。

ですが、強い憎しみがあるということは、傷から血が出ているのに、消毒もせず絆創膏も貼らずに露出させているのと同じ。
そして、その傷口を平然と(or 悪意なく)攻撃できてしまうのが「毒親」なんですね。
仮に絆創膏を貼っていてさえも、ペロッとめくってきて「なーんだ、大げさ。唾つけときゃなおる」とか言ってしまう無神経さのある人々ですから。

なので、あくまで私の経験から思うことですが、「諸悪の根源(=アダルトチルドレンの場合は親)」を絶たないと人生を良くするのは難しい、というのが正直なところです(”毒親度”にもよるのかもしれませんが……)。

私の場合は、母と絶縁し、母方の親戚とも距離をとり、父とも最低限の連絡のみに留め、その状態で10年くらいかけて自己対話してようやく、憎しみがやわらいでいきました。

もし、たまに親に会っていたり、中途半端な距離の取り方をしていたら、もっと時間がかかっただろうなと思います。

自分を傷つけた人を本当に「乗り越えた」というのは、その人への憎しみを自分から消せたということである。
「大人になりきれない人」の心理 (PHP文庫) p.221


「ひざまずく」という動作で怒りが消えるらしい

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たとえ親と距離を取ったとしても、その瞬間すぐに怒りが消えるものでもないのが厄介なところでして。

私自身も、自分のなかで怒りの炎が燃え上がって、自らを焼き尽くしそうになったことも多々ありました。
このまま、怒りに焼かれながら年老いていくのかと不安になったこともありました。

そういうときにどうしたらいいかというと

とにかく五歳児の大人はひざまずいて「私の憎しみを取り去ってください」と天に祈ることである

「大人になりきれない人」の心理 (PHP文庫) p.226


「ひざまずく」「祈る」だと、日本人の我々にはちょっとピンときづらいですが、日本的にいえば「座禅」とか「瞑想」が該当するのかもしれません。

ひざまずくと、怒りが消える。なぜなら、ひざまずいた状態で怒りを感じるのは不可能なのだ。集中力を必要とする機能は、非常に効果的にさまざまな不愉快な思いから解き放ってくれる注21

注21 『こう考えると生きることが嬉しくなる』タタルキェヴィチ著、加藤諦三訳(三笠書房)1991 p.35の引用

「大人になりきれない人」の心理 (PHP文庫) p.226

やってみると確かに膝が痛いし、姿勢を保つのにも筋肉を使うので、いい意味で怒りに集中できないような気がします。

一見、「その場しのぎの鎮火法」にも見えるかもしれませんが、その都度対応して続けていけば、じわじわと和らいでいくのかもしれないですね。

ちなみに、私は瞑想などはやらなかったのですが、抑圧していた悲しみや怒りを一つ一つ取り出して、文章にして書き散らし、読み直して、まるで他人事のように「あらー、この人も大変だったんだわ」と思うこと(※)を長期間続けました(たとえばこのシリーズとか→私はいかにしてアダルトチルドレンになっていったのか (~24歳) )。

※私にはとても効果があったのですが、心理的負担が大きすぎると危険な場合がありますので、無理のない範囲で行ってください。とくに精神科にかかられている場合などは必ず医師の指示に従ってください。

おそらく、人それぞれ合う方法は異なると思うので、ちょっと大変かもしれませんが、いろいろと試行錯誤していくとよいのではと思います。

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まとめ

・不満は憎しみから生じる
(憎しみを直接相手に訴えることができないと、不満や愚痴の形で漏れ出してしまう)

・怒りがわいたらひざまずいて(座禅、瞑想などもOK)「憎しみを取り去ってください」と祈るとよい

(→参考 怒りなどを紙に書き出して冷静に振り返ることも私個人としては効果あった。ただし、無理は禁物)

参考文献

「大人になりきれない人」の心理 (PHP文庫)

「大人になりきれない人」の心理 (PHP文庫)

  • 作者:加藤諦三
  • 発売日: 2011/06/03
  • メディア: Kindle版
 

 

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