ししもとのAC回復ノート

親の呪いを解いて自分の人生を生きる

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クセになっている「自虐・自分下げ」をやめようと思っている

自虐・自分下げをやめたいと思った

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ここのところ、年下の人と関わる機会が増えてきました。
スーパーやカフェの店員さんは若い人が多いし、仕事の取引先の人も年下だったり、習い事の先生も年下、美容師さんなんかも高確率で年下。
それだけ自分が年齢を重ねたということなんだなぁ、と実感しております。

若い人との関わりが増えて、「おや」と思ったのは、「前提として、気を遣ってもらっている」ということ。

「いいのよ、そんな、気を遣わなくて。大変でしょうに」と思うのですが、私自身も若い頃は年上の人に気を遣わずにいられないタイプでしたので、彼ら・彼女らの気持ちもよくわかるのです。

「年上の人=評価を下す人」なんですよね、若い人にとっては。
マジメな人ほど「よい評価を得なければ」と相手に合わせてしてしまうんですよ。

だからこそ、ちょっと気をつけないといかんなー、と思ったのが、うっかり自虐してしまうこと。

具体的に例を挙げると、
「いやー、私、中年なのにイタいですよねーハハハ」みたいなことをよく言ってしまいます。
私としては場を和ませようとして言っているつもりなのですが、若い人からすると「ええ、たしかにイタいですね」とはまず言えない(と思う)ので、反応に困りますよね。
ほぼ必ず、「えー、そんなことないですよ、素敵ですよ」などと言ってくれます。

つい先日も、習い事の30分の間に5回くらい「私どうしようもないくらいへたくそですよねーハハハ」的な自虐をしている自分に、はたと気づきまして。
そのたびに若い先生が「そんなことないですよ」と言ってくれていたんです。

それでふと、「あ、こちらの自虐をイチイチ否定するの、絶対めんどくさいよな」と思いました。

まあ、横柄なおじさんとか、機嫌の悪いおばさんよりは、自虐する中年のほうがマシかもしれませんが、「あーでも、これはこれで若い人を疲れさせてしまうぞ」と思いまして。

たまになら「人間味ある年上の人」という感じに収まるかもしれませんが、むやみな自虐・自分下げは迷惑がかかるかもしれないのでやめたい、と思いました。

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なぜ自虐・自分下げがクセになってしまったのか

もちろん、中高年だからといってみんながみんな自虐や自分下げをするかといったら、決してそんなことはありませんよね。
自信を持って生きている格好いい大人もたくさんいます。

私が自虐に走るようになった背景には、やはり「自分を守るため」という事情があったのではないかと思います。

① 妬みを回避したかった

私の母は劣等感が強すぎたため、常に私のことを妬んでいました。
何かにつけて「あんたのため」「すべてをあんたに注いできた」と言うわりには、私の人生がうまくいっていると、明らかに気に入らないようでした。

友人と出かけるために靴を履いている私の後方から「あんた、利用されてるんじゃない?」とポロっと言ったりとか。

何かを楽しんでいると「そうやって調子に乗っていると痛い目に遭うんだからね」とか。

楽しんでいるときに氷水をかけられるような感覚は心臓がヒヤッとして、とても堪えました。

だから私はいつしか、「うまくいっていないフリ」をするようになりました。
「うまくいっていないフリ」をするためには、ネガティブなことにフォーカスする必要があります。
ネガティブなことばかり見つけているうちに、本当に気が重くなり、人生がうまくいかなくなりました。

また、最も身近にいる同性である母が、私に限らず、近所の奥さんやら同級生のお母さんやら、常にだれかを妬んでいたので、「女性の基本性質は妬み」と偏った見方をするようになってしまいました。

なので、女友達に対しても「私のことを妬んでいるのではないか」と疑心暗鬼になってしまうことがありました(これといって妬まれる要素もないのに)。

だから、とびきりの美人とか、とびきり優秀な人とか、とびきり運動ができる人とか「この人と私はレベルが違いすぎるから、さすがに私に対して妬みの感情を持つことはなかろう」という人のほうが、友達づきあいが気楽だったりしました。


ただ、若い頃というのは、「若い」というだけでもてはやされたりもします。
特に、いろんな年齢層が存在する会社などで、年配男性から持ち上げられるたびに「うわー、年上女性たちが不快に思わないかな」と不安でたまりませんでした。

その不安を払拭するために、私は機会があれば自虐をくり出していました。

「あら、その服かわいいわね」と言ってもらえたら、わざと変なポーズをして「でもこうすると江戸時代の飛脚みたいでしょ」と言ってみたりとか(※飛脚にも失礼)。
「でもこれ、980円なんですよ」と言ってみたりとか。

そのクセが現在も抜けず、日常的に出てしまっているのかも、と自分では分析しています。

② 自虐しておくと、上から目線の人と揉めなくてラクだった

常に自分の優秀さを誇示したい、上から目線の人。
「おれの方が優秀」「いや私の方が……」
とマウンティングし合っていると、永遠に終わらないんですよね。

その一方で、上から目線の人に「いやほんと、あなたはすごい、私なんか○○だから」とこちらを下げておくと、その瞬間に不毛な戦いが終了するんですよ。

むしろ、「君は見る目がある」的な評価を得て、謎に信頼されたりします。

上から目線の人が、精神的に覆いかぶさってこようとするときの、あの謎の迫力に「うっ」となることを思えば、先に自分を下げておくことのほうがエネルギー的にラクだったんですよね。

父が上から目線タイプなので、自然と身についてしまった、ある意味処世術だったのだろうと思います。
その結果、学校でも会社でも、上から目線の男性にばかり好かれるという悪循環に陥ったのですが。
(私自身が上から目線者としてふるまってしまった時期もあり、それについては今になって本当に反省しています。。。)

③ 人間関係をサボりすぎた

組織に所属していれば、少しずつ自分の立場が変わっていって、自然と自虐クセも解消したのかもしれません。

ですが、私の場合はわりと早い段階で会社を辞めてしまい、人と接する機会が激減したので、若い頃のコミュニケーションスタイルを引きずってしまっているのだろうと思います。

どうやって自虐・自分下げをやめていくか

いろんな場面で、私の自虐に対し、若者たちが毎回「そんなことないですよ」と言ってくれたおかげで、やっと気づけましたが、おそらくは無意識のうちに、相当頻繁に自分下げをしていると思われます。

まずは、現状を把握するために、

・自分に対してどのくらいネガティブな印象を持っているのか
・自分にどんな言葉をかけているのか

を一か月程度、自己観察してみたいと思います。

同時に、そのネガティブな声がけをどう変えていったらいいのか、も考えてみたいと思います。

>>>【1か月観察中】私は私をどのくらい貶めているのか&自分にかける言葉を変える練習をしてみる


なお、ネガティブな声掛けを変えることに関しては下記記事で紹介した本を参考にしてみようと思います。

 

www.shishimoto-yuima.work

 

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