ししもとの読書ノート

生きづらさの軽減をめざして

なぜかいつも攻撃・支配されがちな人にはきっと参考になる本 |感想『離れたくても離れられないあの人からの「攻撃」がなくなる本』

 

 

「離れたくても離れられないあの人」……かつては母でした。

紆余曲折の末、現在は母と距離をとることができていますが……母側の関係者まるごと疎遠に、というわけにはいかず、一応連絡はとれる状態です。

しばらくは比較的平穏だったのですが、ここ最近、母の関係者からのちょっとした攻撃に頭を悩ませています。

電話だと3時間くらい怒られ続けることになるので、なんとかメールでの対応にしているのですが、どう返信したらいいか迷ってしまうことも。
下手にこちらの事情などを明かすと、そこにつけこまれそうで。

Kindle本をいろいろ検索していたら、この本が「おすすめ」に出てきて、レビューが良かったので読んでみました。

Joe『離れたくても離れられないあの人からの「攻撃」がなくなる本』SBクリエイティブ(2019)

離れたくても離れられないあの人からの「攻撃」がなくなる本

離れたくても離れられないあの人からの「攻撃」がなくなる本

  • 作者:Joe
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2019/03/16
  • メディア: 単行本
 

 

 

どんな本?

たとえばモラハラをしてくるパートナー。
必要以上に干渉してくる知人。
支配的な上司。

いますよね、やたら攻撃してくる身近な人。

理不尽に攻撃してくる人からは離れるのが一番いいのですが、「そういうわけにもいかない」という場合も、現実には多々ありますよね。

こういった「攻撃してくる人から離れたいけれど、諸事情により離れることはできない」人が、具体的にどう対処すればいいか、ということが書かれた本です。

モラハラやいじめはどういうメカニズムで起こるか、と分析した本は結構たくさんあると思うのですが、本書のすごいところは「超具体的な対処法」が丁寧に書かれているところ。

著者のJoe氏は、モラハラの関係にある両親のもとで育ったそうで、それを見ていて編み出した手法だそうです。

読みながら「たしかに!」と思わされる部分も多く、今悩んでいる人に対して、すぐに役立つ本だな、と思いました。


当ブログでは通常、本からの引用を交えつつ概要を紹介したり、よかったところの感想を書いているのですが……本書に関しては、私の感想云々より、直接読んでもらったほうがよい、と感じました。

モラハラ等で悩んでいる方にとっては、かなり参考になるのではないかと思います。

ただし、一日や二日で解決というわけではなく、すこし長期的に取り組む必要がありそうです。


相手の攻撃欲を萎えさせるには……

「どうしてかわからないけれどいつも攻撃・支配されがち」という方は、「いい人」が多く、反撃が苦手です。

だからこそ、戦わずして「相手の攻撃欲を萎えさせる」方法が書かれています。

私も、争いの多い家庭で育ったせいか、「戦う」的なことが苦手です。

揉め事を見ているだけでも傷つきますし、ましてや自分が戦うなんて、とんでもない。

私にとっての「戦う」を感覚的に説明すると、柄(持ち手)のない刃を持って相手に向かうようなもの。
刀を握るとと同時に自分の手が切れてしまうんですよね。
するともはや刀は握れないし、なんとか握ったとしても、痛みから手を離してしまい、明後日の方向に刀が飛んでいったりしてしまいます。
そして、飛んでいく刀を唖然と眺めているうちに、相手からざっくりやられるのです。
そう、負けは見えています。

「反撃」が苦手だったのですから、今更反撃しようとしても、攻撃し慣れている人に勝つのは難しいですよね。

だからこそ、「攻撃されない」ようにもっていくのが大事。

攻撃されやすい、ということは、相手にとって「弱い」あるいは「有害(※)」とみなされている、ということだそうです。
(※ 実際に何か相手に害を及ぼしたわけでなくとも、相手が勝手に嫉妬し、「有害」とみなされる場合も)

ですので、その部分に関して相手の認識を変えていく、ということになります。
相手からすると「攻撃してもおもしろくない」「攻撃のしがいがない」ようにするのです。

だからといって、無視などをしてしまうとそれはそれで「有害」とみなされ、攻撃理由になってしまうので、そのあたりの微調整も大事になってきます。


具体的なやり方は、ぜひ本書をご覧いただければと思います。

段階的に詳しく書かれていますし、攻撃されやすい人が陥りがちな注意点もその都度教えてくれます。

下手に引用するよりも、本書の流れを汲みながら読んでいただくほうがいいな、と思ったので、本記事はこのような形とさせていただきます。


おわりに

攻撃に耐えて耐えて我慢の限界がきて、相手をいきなり無視してしまう(というか、そうせずにおれない)、というパターンを繰り返してきた私。

「いきなり無視」は相手にしてみればそれこそ「攻撃」なわけで、余計に大変な目に遭ったりもしました。

もっと若い頃に本書の内容を知っていれば、数々のトラブルも避けられたかもなあ、と悔やまれます。


なお、「攻撃されないようにする」ことは、相手をぎゃふんと言わせようということではなくて、自分の人生を生きるための手段だと著者はいいます。

あくまで、邪魔されることなく、自分の人生を遂行する、というのが目的です。

「攻撃されないようにする」と同時に「そのうえで自分はどうしたいか」を考えることも大事なポイントになってきます。

私も攻撃に動揺せず、本質を大切にしていこうと思いました。


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