AC回復のきろく

親の呪いを解いて自分の人生を生きる

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イヤな気分が解消できないときに試してみること2つ

玉川真理『イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ:他人にも感情にも振り回されない方法』(誠文堂新光社・2017)より、イヤな気分が解消できないときに試すとよさそう、と感じたところを紹介します。

 



本書の全体的な感想は>>>イヤな気分から解放されるには「自分がどうしたいか」を基準にする |感想『イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ』

イヤな気分が解消できないときに試すこと2つ

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① 「役に立たないこと」を追求してみる

イヤな気分が解消できない人への私のおすすめは、今できる「ムダなこと」を追求してみることです。

引用元:玉川真理『イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ』誠文社新光堂(2017)p.21


えっ? イヤな気分なのに、ムダなことを追及?
余計悪化しない? ムダなことやって意味あるの?

とつい思ってしまいますよね。

ですが、ムダなことは有意味化してしまうのだそうです、どうしても。

人間は役に立たないことをずっと続けていると、その時間がもったいなくなります。それを意味のあることにしたくなります。なぜなら、人間には「無意味なことを有意味化して自分のプラスにしたい」という発想が必ずあるからです。ですから、無意味なことをやり続けていると、今までとは違った発想が生まれたり、才能が開花することも十分ありえます。

引用元:玉川真理『イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ』誠文社新光堂(2017)p.21
 

 
なるほど……。
たしかに、私自身も、身に覚えがあります。

私の「役に立たないことを追求してみた」結果

私はここ数年、読書ノートをつけてきたのですが、「役にも立たないのに……」と心のどこかで思っていました。

・内容を忘れないため
・より深く理解するため
・たまに見返すため
といった目的はあるので、ムダではないはずなのですけど、「それにしてもここまできっちりメモする必要はあるんだろうか…」と自問自答を繰り返してきました。

でも、やめずにいたら、次第にどこかに残したくなってきて(まさに有意味化しようとしていますね)、このようにブログを運営することになりました。

一旦ブログを始めたら、読書以外の趣味についても書きたくなってきて、複数運営しています(カフェ代程度ですが、広告収益も生じるようになりました)。

無駄なことだから、と適当にやるのではなく、とことん追求すれば、何かしらの形になる、というのはその通りだな、と思います。

「えー、でも、読書ノートつけるって、全然ムダじゃないじゃん。それに、気力要るじゃん」
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
私は単に「読書が好き&メモ魔」なので、読書ノートがそこまで負担じゃなかったというだけのことです。

「絵ならいくらでも描ける」「手持無沙汰だとつい折り紙を折ってしまう」「好きなドラマの感想なら語れる」「とりとめもなく散歩してしまう」など、人それぞれ「役には立たないけど、ついやってしまう」ようなことはあるのではないでしょうか。
(「ない」という方は、非常に心身が疲れている証拠だと思うので、まずは休みが必要かもしれません)


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➁ 「なぜ」をとことん考える

・なぜこんなにイヤな気分になるのか
・なぜこんなに落ち込んでいるのか
・これは何が原因なのか
・誰との関係でこういうふうになっているのか

引用元:玉川真理『イヤな気分をパッと手放す「自分思考」のすすめ』誠文社新光堂(2017)p.139


「なぜ」をとことん考えて、問題の糸口をつかもう、ということですね。

トヨタグループでも問題解決の過程で使われているようです。

www.shishimoto-yuima.work

 

しかし、「なぜ」をとことん考えるのって、けっこう難しいですよね。
一回や二回「なぜ?」と考えたくらいでは、全然核心に触れない。
そのうち考えることに疲れてきて、思考停止。問題解決の糸口つかめず。
私も若い頃はそんな感じでした。

頭の中で考え続けるのはしんどいので、ノートに書き出すようになってから、最後まで脱落せずに考えられるようになった気がします。

「なぜ」とそれに対する考えを頭の中から取り出して、紙面上で冷静に見返すと(あれ、他にこういう考えもあるよな…)と冷静になれるんですよね。

自問自答を繰り返しているうちに(ああ、また同じこと考えてる)となったりもしますが、それも必要なプロセスだと思っています。
自分がどこでひっかかっているのか、ということがそのうちわかってきますので。

とはいえ、「なぜこう思うのか」をとことん考えたからといって、人それぞれいろんな事情や環境がありますから、解決に至るとも限らないのですけど。


だからうつになるのも、ある意味において、仕方のないことなのかもしれません。
人生の底にお腹を打つほどの辛さを味わって初めて、囚われから放たれることもあると思うので。
(いろんなケースがあるので一概には言えませんが。)

私の場合は、「現状でこんなに苦しいのだから、ここで何を選んでもこれ以上苦しいことはあるまい。最低でも現状と同レベルだろう」と思うと、怖いものがなくなり、思い切った決断ができた、という面もありました。


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まとめ

「イヤな気分」は自分でなんとかするしかない。

イヤな気分から抜け出せないときに試してみること
・「役に立たないこと」を丁寧に、集中してやってみる
 →次第に有意味化したくなって、何か得られることがある
・なぜ嫌な気分なのか、をとことん考える
 →解決せずとも、理由がわかるだけでスッキリする場合もある 

参考文献

 

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