ししもとの読書ノート

生きづらさの軽減をめざして

ダメなら改善すればいい |感想『「今すぐ」やれば幸運体質!』高嶋美里

 

行動するまでに時間がかかる

ずっと、読書ブログを書こうかな、と思っていたものの、いかんせんなかなか行動できずにいました。


自分A (ブログ、やってみようかなー。読書ノートもたまってきたし)

自分B (いやでも、素敵なブログは世にあふれているし、私ごときがやるまでもないわ。それに、読書ノートって言ったって、引用メモでしょ。どうブログ記事にすんの。著作権とかいろいろムズカシイことあるけど、そこらへんちゃんとできんの?)

自分A (う、自信ない……でも、結構気楽に記事書いてる人もいるみたいだし)

自分B (どうせ誰も読まないのに、わざわざやる必要あんの? それにさ。まずありえないけど、ありえないけどだよ。万が一奇跡が生じて、たくさんの人に読まれたとして、炎上でもしたらどうすんの?)


自分A (ひー、こわいよー。やっぱやめるう)


上のような自分内会話を延々と繰り返しておりました。

自分含め、行動しようとするとついブレーキを踏んでしまう人へ。

高嶋美里著『「今すぐ」やれば幸運体質!』(同文館出版)
 

「今すぐ」やれば幸運体質! -すべてが一気に好転しはじめる「たったひとつの習慣」- (DO BOOKS)

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  • 作者: 高嶋美里
  • 出版社/メーカー: 同文館出版
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どんな本?

キーポイントはこれ。

私がやってきたことは実にシンプルで、ただ単に一つひとつの行動を、「今すぐやる!」ということを繰り返してきただけに過ぎません。

引用元:高嶋美里『「今すぐ」やれば幸運体質!』(同文館出版・2012)P.3


 「でも……」とやらない理由を探してしまうときにはこれ。

こうやってみたらどうか、ああしてみよう、などとおもいついたことをすぐに実行に移し、ダメだったことはすぐに改善していった。

引用元:高嶋美里『「今すぐ」やれば幸運体質!』(同文館出版・2012)P.20


この一文を読書ノートにメモしてようやく、「そうか、ダメなら改善すればいいのか」と当たり前のことに気づいた私。

行動に移す前から「○○だったらどうしよう」「あれも配慮しなくちゃ」「もっとちゃんとしなくちゃ」が渦巻いていて、

「諸々条件が整ったら、やろう」
  ↓

何もやらない。

これではいつまで経っても何も生み出さないことを実感しているので「やってダメなら改善していこう」と意識しようと思うのでした。

「まずやってみる」の第一弾がこのブログの開設です。

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行動するときに力になってくれる考え方

この本では、「今すぐやる」ことで「幸運体質になる」ために必要なコツが紹介されています。

以下、特に印象に残ったところの感想、それをもとに考えたことなどを記します。

失敗しても、経験は蓄積される

さまざまなことを経験して、索引にたくさんの事例があったほうが、より正しい判断が下せる、ということになります。

引用元:高嶋美里『「今すぐ」やれば幸運体質!』(同文館出版・2012)P.44


最適な判断をするために、様々な経験をためておく。
そのためには常に新しい体験をしていくとよい、というわけです。


自分自身を振り返ってみても、若い頃よりも今の方が圧倒的に生きやすく、それはいろんな経験をしたり、知恵をつけたからなのだろうと思います。

新しい体験に踏み出すのを躊躇するときには、「経験データ蓄積するぞ」と思い出して恐怖を和げていきたい、と思いました。

そもそも、失敗したとしても、自分のなかに知見は蓄積されていくのだから、全く無駄ではないんですよね。


刷り込まれた価値観にとらわれて行動しないのはもったいない

私は不登校などの経験はないのですが(地面を引きずってでも連れていかれました)、小学校時代も中学校時代も、なんとなくの息苦しさを感じていました。

勉強が苦手なわけでもないし、運動も嫌いではないし、クラスから浮いているというわけでもないし、特にこれといった理由はないのに、なんだかモヤモヤしている期間というのが長かった気がします。高校は自由な校風だったので、あまり気になりませんでしたが。

本書を読んでいたら、思いもかけず、学校での息苦しさの理由が判明しました。

日本ではほとんどの世帯がサラリーマンと言えるわけです。
そのため、日本の学校教育では、社会の歯車となる労働者を育成するためのカリキュラムが組まれています。
つまり私たちは、会社に雇われて生活していくのに適した常識を身につけながら現在まで生きてきているのです。

引用元:高嶋美里『「今すぐ」やれば幸運体質!』(同文館出版・2012)P.164


そうか、これだったのか!

大人の決めた基準にそぐわないと問答無用でダメと判断される、そういった雰囲気が息苦しかったのです。

子どもなりに考えがあるのに、それを「ダメなものはダメ」と一蹴されるのは不公平ではないか、と心のどこかで思っていたように思います。

大人の決めた基準がおかしいとまでは思いませんでしたが、なんでそんな風に決めつけられねばならないのか、といったようなモヤモヤがありました。

「会社に雇われて生活していくのに適した常識を身につけているのだ」と言われたほうが、頭ごなしに常識を押し付けられるよりもはるかに納得できた気がします。


小・中学生時代には、このカラクリ(学校が息苦しい=会社に雇われて生活していくのは向いていない可能性が高い)には全く気づかず、ただただ「良い子」を熱演することに必死でした。

息苦しさを覚えながらも、いや、息苦しいからこそ、「良い子」を演じました。
私としては現状をよくしたかっただけなのですが。

良い子を演じ続けたツケは後の自分に降りかかってきました。


会社員になってから、(おや……会社員という働き方が絶望的に合わないぞ……)という状態になって、進路をイチから考え直すハメになりました。


学校生活がなんとなく合わない、という段階で、普通に働くのは向いてなさそうだから、何か向いているものを探そう、となっていれば、もう少し違う人生もあったのかな、と思います。


社会生活を送る上では、常識とか共通概念があったほうが便利なので、それらを否定するつもりはないですし、結局のところある程度必要だとは思うのですが、それらに縛られすぎる必要はないな、ということがやっとわかってきました。

常識では○○だけど、自分としてはどう思うか、どうしたいか、を立ち止まって冷静に見直すと、後悔が少なくなるように思います。


ですから、学校が合わないという学生さんは、「学校が合わない自分」を嫌うのではなくて、単に「多数派の生き方は向いていないらしい」と解釈して、「自分に合う働き方をするにはどうしたらよいか」そんなことを早い段階から考え始めたらよいと思います。

とはいえ、選択を誤ったとしても、その選択によって得られる経験も友人もありますので、別に悲観することもないと最近わかってきましたが。


頭で考えているのと実際にやってみるのは全然違いますしね。
やってみて初めてわかることって驚くほど多いんですよね。

学校を休みまくっていたという友人いわく、「仕事となってみたら意外とちゃんと働けて自分でも驚いた」とのこと。

一方、(病気以外の)欠席や遅刻すらしたことがなかった私は「会社きつい…こんなに社会性のない人間だったとは思ってもみなかった」という結果でしたし。


つまり、失敗も、今後良くなるための情報収集なのですよね(自戒を込めて)。


おわりに

おそらく著者さんはものすごいスピードでこの本を書いたのではないでしょうか。

読んでいるこちらもそのスピードに乗れますので、いつも迷いがあって行動できないタイプの方にはおすすめです。

逆に、即決タイプの方は「いつもやっていること」かもしれません。

それから、一生にかかわるような大事なことを決めようとしている方は、今はこの本は読まず、しっかり悩むことをおすすめします。

 

「今すぐ」やれば幸運体質! | 同文舘出版




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