足かせは外すことにした

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友達付き合いがつらい ➤「ご機嫌とり」してない?|『「本当の友達がいなくてさびしい」と思ったときに読む本』

 

 私が友達づきあいに苦手意識をもつようになったキッカケ

「〇〇ちゃんと遊んじゃダメ」

過干渉な母の常套句でした。

じゃあ、だれと遊べばいいのか、というと、母が気に入る子(大人しくて、操作しやすそうな子)のみ。
母が気に入っているだけで、私と気が合うかは別の問題なのに。

中学に入ると「朝は△△ちゃん、帰りは□□ちゃんと一緒に帰りなさい」と強制。
(母が勝手に約束をとりつけてきたりする)

まあ、中学生ということで「防犯上、なるべく誰かと一緒に登下校するように」的風潮もあり、私も(そしておそらく先方も)「まあいいか」と思ってしまったのですが。

でも、気が合わないのに無理に一緒に過ごしている子もいたので、のちに盛大にこじれました。

先方もストレスを溜めていたのでしょう、周囲のクラスメイトを巻き込み、私を無視するようになりました。

いま思えば、もちろん私にも配慮が足らないところが多々あったのですが、当時はそれに気づけず、ものすごくショックを受けてしまいました。

先方も辛かったろうし、いい迷惑だったでしょうけど、私もまあまあのトラウマになってしまいました。

それ以来、友達というか、人付き合い全般に対し、ぬるっとした不安を覚えるようになってしまいました。
いつ足元を救われるかわからないぞ、的な。

表面上は明るい人を装っていましたが、なかなか心を開くことができず、実はいつもビクビクしていました。

相手が人格者で、幸運にも仲良くなれた、ということもありましたが、「いつか嫌われるのではないか」という恐怖感のほうが強くて、自分から距離を置いてしまったこともあります。

そうして、「本当の友達」と呼べる人がほとんどいないまま、ここまで来てしまいました。


大嶋信頼『「本当の友達がいなくてさびしい」と思ったときに読む本』KADOKAWA(2019)Kindle版 

「本当の友達がいなくてさびしい」と思ったとき読む本
 

 

どんな本?

・なぜ友達ができにくいのか
・実は友達関係ではなくて、上下関係になってしまっていないか
・本当はどういう友達を求めているのか
・そもそも友達は必要なのか
・自分が求める友達を得るにはどうしたらよいのか
といったことが書かれています。

読んでみて「なるほど!」とかなり納得しました。
友達に限らず、人間関係全般でもあてはまるところがあると感じます。

以降、感想を記していきます。

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なぜ友達ができにくいか → 原因は赤ちゃんの頃にまでさかのぼる

他人との距離を縮めるのに必要なのは「相手への信頼感」。
信頼感を持つには、「オキシトシン」というホルモンが重要になってくるのだそうです。

しかしながら、赤ちゃんの頃、抱きしめられた経験が不足していると、大人になってもオキシトシンが少ないままなのだそうで。

すると、人を信頼できないがために、相手の気持ちを気にしすぎてしまうわけです。
つまり、いつも緊張しているような状態なんですね。

緊張している、ということは、ビクビクオドオドしているわけなので、仲間と認められにくいのだそうです。

たしかに、自分がビクビクされている側に立ってみると、「私、そんなに怖いのかな? あれ、なんか悪いこと言ってしまったのかな?」とこちらも不安になってきますし「そ、そんなにビクビクするなら無理に話してくれなくていいのに」と思ったりしそうです。

ずるい人なら「こいつビクビクしているから言うことききそう。利用してやろう」と思うかもしれません。

少なくとも、「仲間」という感じにはなりませんよね。


かくいう私も、相手の表情やしぐさ、言葉をすごく気にしてしまうタイプなのですけど……。
挨拶して返ってこないと、「嫌われてるのかも」とすぐ思ってしまうし。
相手がつまらなそうにしていると、「何がいけなかったんだろう……」と一日中反省したりします。

見知らぬ店員さんが不愛想だっただけで「私がお店に行ったのは迷惑だったのかな」などと思ってしまうことさえあります。

「嫌われているかも」「何かミスったかも」と思えば思うほど、焦ってビクビクしてしまうんですよね。
そしてますます「顔色うかがい」をしてしまう。

でも、これが間違いの始まりです。

「ご機嫌とり」は、人間関係をこわすものでしかありません。どちらかがサービスをした瞬間、ふたりの間のつながりは友情ではなく、上下関係にかわってしまうからです。

大嶋信頼『「本当の友達がいなくてさびしい」と思ったときに読む本』KADOKAWA(2019)Kindle版  位置No.233


そう、上下関係!
ご機嫌とりって、上下関係なんですよね。

私はつい、下のポジションに降りて、ゴマすりをすることで、その場を平穏に過ごそうとするクセがありまして。

でも、これが逆効果。
ビクビクしながらサービスされると、されたほうはバカにされているように感じるそうです。
「あんたなんか、ちょっとゴマすっとけば、簡単でしょ」みたいに感じるんですかね。

せっかくサービスしても裏目に出るという悲劇!

他人の感情について、「~だから、~だろう」のように意識的な判断をしようとするほど、事実とはずれていくことが多いもの。そして、小さなズレを修復しようとすることが、さらにズレを大きくしてしまいます。

大嶋信頼『「本当の友達がいなくてさびしい」と思ったときに読む本』KADOKAWA(2019)Kindle版  位置No.243


そうなんですよね。
「嫌われているのかも」「イラっとしたかも」なんて思ったところで、本当のところはわからないんですよね。

事実のみに目を向けることが大事なのですが、意外と難しいものです。

グループ内での上下関係は嫉妬が原因

友達関係を装った「上下関係」、グループ内でも生じています。

つい、面倒なことを引き受けてしまう、あるいは押し付けられてしまう、ってことありますよね。

たとえば私の場合。
大学生の頃、入学直後になんとなく所属していたグループにおいて、いつも「次の講義の席とっといて」とか「講義のノート貸して」「レポート見せて」などと言われていました。

ちょっとしたことかもしれないですけど、いつもいつもとなると、私にとってはすごく負担だったんです。
だって、席を取るためには、自分だけ早く行かないといけないわけですしね。
まる三日かけたレポートをほんの数時間で写されたら気分悪いですし。

でも、関係性を悪くしたくないから、と引き受けてしまっていたんですよね。
(最終的には「大学には勉強しに来てるんだから別に孤独でいいや、一人で行動すればいいや」とそのグループからは少し距離をとったのですが)

誰かがあなたに対して不快な言動をしたり、理不尽ないやがらせをしたり……。そういったことはほぼすべて、嫉妬が原因。

大嶋信頼『「本当の友達がいなくてさびしい」と思ったときに読む本』KADOKAWA(2019)Kindle版  位置No.243

 

え? 嫉妬されてた? 私が? まさかまさか。

と思いましたが、「自分よりも下に見ている相手」が「実は優れていた」とか「いい思いをしている」となったとき、「本来なら私より下のくせに生意気な」と嫉妬が起こるのだそうです。

ちなみに、本書でいう「嫉妬」は、「憧れ」とは異なり、相手を壊したいという気持ちが入っているもの。
動物の本能的なもので、止めたくても止められないものだそうです。


振り返ってみると、当時の私、勉強はできた(していた)んですよね。
単に努力していただけなのですが、相手からしたらその努力の部分が見えず「軽々とこなしてずるい」みたいな感覚だったのかもしれませんね。

あるいは、私が無意識のうちに「下ポジション」をとっており、「ああ、この人利用していいんだ」と思われただけかもしれませんが。


いずれにせよ、面倒なことを引き受けてしまうのは逆効果!

そもそも優れたものをもっている以上、「弱いふり」「できないふり」をするのは逆効果。かえって相手の嫉妬心を燃え上がらせてしまうのです。

大嶋信頼『「本当の友達がいなくてさびしい」と思ったときに読む本』KADOKAWA(2019)Kindle版  位置No.504


じゃあどうしたらいいのかというと。
・嫌なことはしない!
・思ったことは言う!

他人からの嫉妬を防ぐためには、「弱者」でいることをやめるのが一番の近道。弱者でなくなれば、優れたものをもっていても「生意気な!」とは思われません。むしろ、「当然」とみなされるようになるのです。

大嶋信頼『「本当の友達がいなくてさびしい」と思ったときに読む本』KADOKAWA(2019)Kindle版  位置No.509


確かに、嫉妬から嫌がらせを仕掛けた場合、それに動揺すれば相手の思うつぼで、「なんだ、私の言葉で左右されるなんて、やっぱり大したことないじゃん」と思われそう。

「なんか、モヤっとすること言ってくるな、あの人」という場合、嫉妬から足を引っ張ろうとしているのかもしれません(本人もほぼ無意識でしょうが)。

となると、それに動揺したり、なされるがまま、というのはよくない、ということがわかります。

いったんできあがってしまった上下関係は、「支配される側」がどんなにサービスしても解消されることはありません。むしろサービスすればするほど、上下関係が強化されていくだけです。

大嶋信頼『「本当の友達がいなくてさびしい」と思ったときに読む本』KADOKAWA(2019)Kindle版  位置No.1475


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上下関係ではない、対等な関係を築くにはどうしたらいいのか?

私が主に築いてきたのは、友達関係ではなくて、上下関係だった、ということに気づかされました。
そりゃ、友達づきあいが億劫になるもの当然ですよね。

でも、「相手の要求を断ることを続けていたら、友達皆無にならない??」と不安になってしまいますよね。

上下関係でない、対等な友人関係を築くため、「どういう人と友達になりたいのか」を、引き続き本書を参考にしつつ、次の記事で考えていきたいと思います。

>>>共感しあえる友達が欲しいなら → 時間がかかってもいいので自己肯定感を上げていく 

 

www.shishimoto-yuima.work

 



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