幸せのつくりかた研究所 ~親に愛されなかった人のために~

親の呪いを解いて自分の人生を生きる

【母への不信感⑦】計画的にお金を使うことができない【母と絶縁するまでのこと】

過去の痛みを成仏させるため、自分の育った家庭を改めて客観視する作業をしています。(関連記事一覧はこちら>>>【もくじ】いかにして私はアダルトチルドレンになっていったのか【体験談】)。

本記事では、母の計画性のなさについて。
父から必要な生活費はもらっているのに、いつもいつもお金がないのでした。

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母の困りごと:お金を計画的に使うことができない

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家事全般、まったくといっていいほどできなかった母。
お金を計画的に使うことも非常に苦手でした。

父から生活費をもらっても、母はいつのまにか全て使ってしまうため、月の後半はいつもお金がない状態でした。

母からすれば「お父さんが十分なお金をくれないのが悪い」の一点張り。

たしかに父は(よく言えば)節約家なので、潤沢な予算とはいえなかっただろうとは思います。

ですが、それを考慮してもなお、母はお金を計画的に使うという能力に欠けていました。

父に内緒で作ったクレジットカードに頼らないと生活が回らないのです。

母は得意げに「一括払いなら2か月後だから!」と言っていましたが……支払う額は変わらないのですよね。

利用額面をオーバーするようになると、「リボ払い」か「ボーナス一括払い」も使うようになりました(払うアテはない)。

「直近をしのげばいいや」という感じで、長期的なことを考えることができない人でした。

キャッシングもかなりしていました(まだ残っている)。
利息などの概念が理解できていなかったようです。

「あんたの学校のものにお金がかかるのが悪い」

クレジットカードの借金がどんどん増えていき、さすがに母も危機感を覚えたのだろうと思います。

しかし、現実的に「解決する」という概念のない人です。

母自身の無理解を棚に上げて「あんたのものにお金がかかるのが悪い」と言うようになりました。

学校などで必要なものは父に出してもらっていたので、そうそう足りないこともないはずなんですが……。

でも、子どもだった私に「あんたのせいでお金がかかる」と言われると、生きていること自体が申し訳ないような気がしてくるのです。

これ以外にも「あんたのせいで〇〇」とよく言われたので、しだいに「私がいるせいでお母さんは不幸なんだ」と思うようになっていきました。

(ちなみに)のちに「全部払ってやれ」と親戚に言われる

私が大人になってから、しかも母と距離を置いた後の話ですが……。

母の借金はまだまだ返済できておらず、それを懸念した伯母(母の姉)が私に「あんたが全部払ってやれ」と言うようになりました。

伯母は、以前は私の気持ちを理解してくれている様子(と私は思っていた)だったのですが、日が経つにつれ、「親の面倒を見ろ」圧力が強くなり、その一環として「借金、全部払ってやれ」となりました。

とてつもない徒労感に襲われました、「またか」と。
これまでの人生を思うと、「母の尻ぬぐいをするために生きていた」ような感じなのです。

でも、もうやらない、と決めたんです。

結果的に伯母とも連絡を絶つことになりました。

【親を反面教師に】

母がお金の管理ができなかったのは、何らかの障害特性だったのかもしれません。

だとすると、それ自体は世の中的には”仕方ないこと”だったのかもしれません。

だからといって私が苦しんだことがなくなるわけでもない……。
とても複雑な気持ちです。

「すべての人のありのまま」を認められたらいいなと思いますが、まだまだ正直難しいです。

「おまえがありのままで生きるのは許さん、でも私(母)のありのままを認めろ!」というメッセージを受けてきた人間なので余計に。

まずは、自分が自分を認めるところからですね。

(記事作成日2021/7/18)

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