過去の痛みを成仏させるため、自分の育った家庭を改めて客観視する作業をしています。(関連記事一覧はこちら>>>【もくじ】いかにして私はアダルトチルドレンになっていったのか【体験談】)。
本記事では、母の計画性のなさについて。
父から必要な生活費はもらっているのに、いつもいつもお金がないのでした。
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母の困りごと:お金を計画的に使うことができない
家事全般、まったくといっていいほどできなかった母。
お金を計画的に使うことも非常に苦手でした。
父から生活費をもらっても、母はいつのまにか全て使ってしまうため、月の後半はいつもお金がない状態でした。
母からすれば「お父さんが十分なお金をくれないのが悪い」の一点張り。
たしかに父は(よく言えば)節約家なので、潤沢な予算とはいえなかっただろうとは思います。
ですが、それを考慮してもなお、母はお金を計画的に使うという能力に欠けていました。
父に内緒で作ったクレジットカードに頼らないと生活が回らないのです。
母は得意げに「一括払いなら2か月後だから!」と言っていましたが……支払う額は変わらないのですよね。
利用額面をオーバーするようになると、「リボ払い」か「ボーナス一括払い」も使うようになりました(払うアテはない)。
「直近をしのげばいいや」という感じで、長期的なことを考えることができない人でした。
キャッシングもかなりしていました(まだ残っている)。
利息などの概念が理解できていなかったようです。
「あんたの学校のものにお金がかかるのが悪い」
クレジットカードの借金がどんどん増えていき、さすがに母も危機感を覚えたのだろうと思います。
しかし、現実的に「解決する」という概念のない人です。
母自身の無理解を棚に上げて「あんたのものにお金がかかるのが悪い」と言うようになりました。
学校などで必要なものは父に出してもらっていたので、そうそう足りないこともないはずなんですが……。
でも、子どもだった私に「あんたのせいでお金がかかる」と言われると、生きていること自体が申し訳ないような気がしてくるのです。
これ以外にも「あんたのせいで〇〇」とよく言われたので、しだいに「私がいるせいでお母さんは不幸なんだ」と思うようになっていきました。
(ちなみに)のちに「全部払ってやれ」と親戚に言われる
私が大人になってから、しかも母と距離を置いた後の話ですが……。
母の借金はまだまだ返済できておらず、それを懸念した伯母(母の姉)が私に「あんたが全部払ってやれ」と言うようになりました。
伯母は、以前は私の気持ちを理解してくれている様子(と私は思っていた)だったのですが、日が経つにつれ、「親の面倒を見ろ」圧力が強くなり、その一環として「借金、全部払ってやれ」となりました。
とてつもない徒労感に襲われました、「またか」と。
これまでの人生を思うと、「母の尻ぬぐいをするために生きていた」ような感じなのです。
でも、もうやらない、と決めたんです。
結果的に伯母とも連絡を絶つことになりました。
【親を反面教師に】
母がお金の管理ができなかったのは、何らかの障害特性だったのかもしれません。
だとすると、それ自体は世の中的には”仕方ないこと”だったのかもしれません。
だからといって私が苦しんだことがなくなるわけでもない……。
とても複雑な気持ちです。
「すべての人のありのまま」を認められたらいいなと思いますが、まだまだ正直難しいです。
「おまえがありのままで生きるのは許さん、でも私(母)のありのままを認めろ!」というメッセージを受けてきた人間なので余計に。
まずは、自分が自分を認めるところからですね。
(記事作成日2021/7/18)
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