足かせは外すことにした

親の呪いを解いて自分の人生を生きる

【毒母体験記】4才で「理不尽」の意味を痛感した話 - 「みんなのうた」で因縁をつけられる

過去の痛みを成仏させるため、自分の育った家庭を改めて客観視する作業をしています。(関連記事一覧はこちら>>>【もくじ】いかにして私はアダルトチルドレンになっていったのか【体験談】)。

本記事は、私の母の、理不尽なことで突然怒り出し、一度怒ると止められないという性質に辟易したエピソードです。

 

「みんなのうた」を見ながら口ずさんでいただけなのに

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当時4才くらいだっと思いますが、NHK教育の「みんなのうた」という番組がありました(今もあるのかな)。

その番組を観ていたら、幼稚園で習ったばかりの歌が流れてきたので、「あ、これ、今日習ったやつだ~」と思って、一緒になって歌っていたんですね。
もちろん、大声で騒いでいたというわけではなく、話すよりも小さいくらいの声で、です。

気分よく口ずさんでいたら、突然、母が目を三角にして
「今あんた、お母さんに出ていけって言ったね?」
と言うではありませんか。

はい??? こちらはもう、キョトンですよ。
だって、幼稚園で習った歌をただ口ずさんでいただけですよ?
歌ってはいけない歌、幼稚園で教えますか???
歌ってはいけない歌、NHKで放送しますか?

すると母は、
「今あんた、お母さんにバイバイって言ったでしょうっっっ!
お母さん出ていけ、この家から出ていけってことなんだねっっっ?」
と叫びました。

?????
意味がわからなすぎて本当に困惑しました。
ですが、母があまりにも怒っているので、私は「えーーーーー、言ってない、言ってないよぉ」と焦って泣き出すしかありません。

さらに、母の決まり文句が始まります(>>>母の機嫌を損ねると「あんたを置いて出ていくんだからね」でも登場)。

「あー知らない、もうあんたのことなんて知らない。
お母さん、あんたを置いてここを出て行くんだからね。
あんた、ここで一人で生きていくんだね?
お父さんも爺やも婆や(祖父母のこと)も、あんたになんか何もしてくれないよ!?
それでいいんだね? 生きていけるんだね?」

どうして歌を歌っていただけで「あんたを置いて出ていく」ことになるのか、本当に意味がわからず、泣きながら「なんで??? どういうこと???」と必死に聞きました(しかも母の気に入るような聞き方でないと答えてもらえない)。

よくよく聞いてみると、母が、歌詞を信じがたいほどに曲解しているようでした。

私が歌っていた歌は、手洗いに関する歌で、確か「ばいきんバイバイ~」的な歌詞があったんですよ。
それを母は「お母さんバイバイ」の意味だ(と感じた)、と。
「お母さんへのあてつけのために歌っている」と。

いやいやいやいやいやいやいや!!!!!

私、単に歌詞の通りに歌っていただけですよ!
そもそも「おかあさん」というワード自体が歌詞に入っていませんし、ばい菌に母を重ねるつもりも一切ありませんでした。

「まじでこの人なんなんだろう?????」と衝撃を受けました

もちろん、誤解されてショックとか、母が怒り狂っているのが悲しいとか、いろんな感情はあるんですけど、「この世って、めちゃくちゃ理不尽(※)なことあるんだ!!!!!」という衝撃のほうが大きかったです。

(※)「理不尽」という言葉は知りませんでしたが、そういう概念をしっかと感じ取りました。

怒り出したらなかなか止まらない

他のことでもそうですが、母は一旦怒りだすと、なかなか止まらないのです。

私が「おかあさんに出て行けだなんて、そういうつもりないよぉーーーー」と泣いて訴えても、なかなか理解してもらえません。

母の怒りがやむまで、ひたすら「顔色うかがい&ご機嫌とり」です。
数時間程度で済む場合もあれば、夜中まで続くことも。
もう、ほんとうにげんなりしました。
心がすり減りました。

この件以来、私はたとえ口ずさむ程度であっても、家で歌を歌うことはやめました。


まあでも、このときの状況を「理不尽」と認識できただけ、私はまだマシな環境だったのかもしれません。

殴る蹴るなどの虐待だと、身体と心の痛みが強すぎて思考を働かせることすら難しいですからね。

その一方で、心理的虐待は、身体的虐待のようにわかりやすくないので、なかなか気づけず、長年苦しめられるという負の側面もありますね。

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分析してみる - 母は自己肯定感ゼロだったのだろう

母の、すぐ怒り出す(易怒性)、一旦怒ると長時間止められない(感情のコントロールが効かない)という性質は、何らかの(ADHDなどの)障害の可能性があるのかもしれません。

そういった性質とも関連しているのでしょうが、そこに強すぎる劣等感が加わったことで、「被害妄想」として表れたのだろうと思います。

「ばいきんばいばい」=「お母さんバイバイ」
と捉えてしまうということは、母は、母自身のことを「ばい菌にも相当するほど価値なき者」と、心のどこかで思っていたのでしょう。

それ自体は気の毒なことですが、4才の子どもに八つ当たりするかよ、、、とは思います。
ただ、相手が子どもあるという認識もできないほど、母は自分のことで精一杯だったのでしょう。

母「出ていく」
私「出て行かないで~」
のやり取りを繰り返すことで、「この子は私(母)がいないとダメ」と感じ、母は自分の存在価値を確かめていのでしょう。

【親を反面教師に】自分の存在価値を確認するために他人を使わないようにしたい

母のケースは、やり方が露骨ですが、「自分の存在価値を確かめるために周囲を使う」ことは誰しもがうっかりやってしまう可能性があるかもしれません。

たとえば、人と何かを比べて「あの人よりはマシ」と思うこととか。
思うだけならいいじゃないか、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、思っていることは、想像以上に伝わってしまうものです(例:上から目線の人など)。

人よりも優れていることを確認したいのは、自分自身の存在価値が不安だからですよね。

自分の存在価値が危ういのは、それまでの環境がシビアだったということでもあります。
だから、自分を責める必要はありませんが、一度気づいたら、出来る限り他人を使わないで、自分の足で立っていられるようにしたいものです(自戒を込めて)。

自己肯定感って、ほんとうに大事なのですね。

 

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