ししもとのAC回復ノート

親の呪いを解いて自分の人生を生きる

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〈AC回顧録・高校〉娘が進学校に通っていることを自慢したい母から「制服で来なさい」と呼び出される


過去の痛みを成仏させるため、自分の育った家庭を改めて客観視する作業をしています。(関連記事一覧はこちら>>>【もくじ】いかにして私はアダルトチルドレンになっていったのか【体験談】)。


「成績優秀」というアイデンティティを失いかけて死にそうになっていた私ですが、幸運にもなんとか希望の高校に入れました。

ホッとするのもつかの間、母による「娘を使ったマウンティング」が本格始動します。

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九死に一生を得るも……

今思えば、受験なんて、受かることもあれば落ちることもあるのが当たり前のこと。

どういう結果が出ても、進学先で頑張ればいいだけのことなのですが、当時の私にしてみれば、母の機嫌(=自分の命)がかかっていたので、「志望校に落ちる=死」でした。

受験直前に成績が下がりまくったため、本来なら元の志望校も受けさせてもらえないレベルだったかもしれない(※昔は一応、出願にも先生の許し?みたいなものが必要だった)のですが、その時の担任の先生が、私が入学時から頑張っていたことを見てくださっていたようで、受けることができました(なんとか受かりました)。

ホッとしたのもつかの間、私を使って新たな利益を得ようとするのが母です。

制服を着て近所に挨拶に行け

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進学先の高校は、制服が少し特徴的で、「あ、〇〇高校の生徒だ」とわかるようなものでした。

この制服を異常に気に入っていたのが母です。

「うちの娘は〇〇高校よ」なんてわざわざ言わなくても、私が制服さえ着ていれば「娘は出来がいい(=母の育て方がよかった)」と主張できるのですから。

母はまず、制服が届くとまず、「これを着て近所の●●さん家に見せに行きなさい」と言いました。

「え、(制服は届いたけれど)まだ入学してもいないのに、制服着てくの?」と思いました。

すると母は「●●さんも、あんたの高校の制服、見たいはずよ」と言うのです。

いや、別に、市内のどこかでうちの高校の生徒を見かけることはいくらでもありますし……そんなことあるかな??と思いました。

しかも、●●さん宅の娘さん(私とも仲良くしてくれた)は前年の受験で不本意な結果だったようなので、私が進学校の制服を見せにいくって、どうなんだ?とも思いました。

とはいえ、拒否すると母がまた怒り狂って面倒なので、私も行ってしまったのですが(反省)。

まあ、母は、マウンティングしたかったのですよね(ほんとに嫌気がさす……)。

このお宅以外にも、母に連れられて後輩の家にも行ったりしました。
ふと「なんで私、制服着てるんだろう」と我に返る瞬間があり、かなり恥ずかしかったのを覚えています。

「制服を着たまま来て」飲食店に呼ばれる

部活の大会か何かで帰宅が遅くなったときのこと。

「今から帰る」と電話すると、その時は母、ママさんバレーか何かの同窓会(?)に参加していました。

「食事が余っている」「みんなが会いたがっているからそのまま来て」と母は言います。

「でも私、制服だよ? 制服で居酒屋って大丈夫なの?」と確認するも、
「いいのいいの、大丈夫」と母が言うので、寄ってみると……

「みんなが会いたがっている」という情報のわりに、明らかに歓迎されていない雰囲気なのです。

みなさん大人ですから、口には出しませんでしたが、「うわー、親が親なら娘も娘、ほんとに来たよ」的な雰囲気をビシビシ感じました。

(あれ? 私に会いたがってくれていたんじゃないの?)

そこではたと「あ、お母さん、娘が進学校に入ったことを自慢するために私を呼んだんだな」と気づきました。

まあたしかに、よほど関係が良好とかなら別ですが、他人の娘にわざわざ会いたいとか、そうそうないですよね(母の言葉を鵜呑みにしてしまった自分、反省)。

1人来られなかった人がいたので「食事が余っている」のは事実だったのですが、私が好んで食べるようなものはなく(それは母もわかっているはず)、つくねを一本頂いたくらいだったと思います(もちろんお酒も飲んでいません)。

にも関わらず、私のコース料金も4000円請求されて少しうろたえる母を見て、「あー、お母さん、やり返されたわ」と苦々しい気持ちになりました。

そもそもマウンティングする母が悪いのですが、けっこうやり返されてもいたな、と思います。

人にしてしまったこと(特に悪事)は、自分に返ってくるのだな、と思います。

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【親を反面教師に】

結果的にマウンティングに加担してしまっていた

私が何か良い結果を出すと、すぐにそれを持ってマウンティングに出かけていた母。

当時もうすうす気づいていましたし、なんとなく嫌な気持ちでしたが、「お母さん、そういうのやめなよ」とは言えませんでした。

機嫌を損ねると面倒というのもありますが、母が喜んでくれるのが嬉しかった気持ちもやはりあったのです。

でも、私が成果を出せば出すほど、母のマウンティングによって傷つく人が出てくる。

私はただ頑張っているだけなのに、それで不幸が生まれるって、すごく損な役回りだったと思います。

「自分軸」がなかったことを反省

結局のところ、母が優越感を感じるために、私はただ頑張っていたようなものでした。

幼い頃から「意志」を封じられていたので、仕方がなかった部分もありますが、「自分軸」がなかったことを後悔というか、反省しています。

「興味があるからやる」とかじゃなくて、「母が喜ぶからやる」だったのです。

苦しいですし、そもそもあまり興味がないので残るものが少なすぎました。

母がしてきたマウンティングは私にも返ってきた

母によって方々に発散された「うちの娘は進学校に通っている」マウンティング。

あとになって、私のもとにも返ってきました。

大学受験がうまくいかなかった私の耳に、あちこちからこう入ってきました。

「あれ? いい高校通ってたんじゃないの?」
「あれ? あなたのお母さん、あなたは超難関大に行くみたいなこと言ってたけど」

ただでさえ、自分のふがいなさに傷ついていた私にとっては、刃物みたいな言葉でした。
(まあ、先方も、娘にやり返すのは違うよな、とは思いますが)。

人を馬鹿にしたりしていると、まわりまわって返ってくるのです。

身近にやばい奴がいると、そのしりぬぐいをさせられるのです。

だから私は、もっと早く母に見切りをつけるべきでした。

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