幸せのつくりかた研究所 ~親に愛されなかった人のために~

親の呪いを解いて自分の人生を生きる

【体験談-9】親戚と会話しただけで怒られる【心の傷を認める】

過去の痛みを成仏させるため、自分の育った家庭を改めて客観視する作業をしています。(関連記事一覧はこちら>>>【もくじ】いかにして私はアダルトチルドレンになっていったのか【体験談】)。

同居している祖父母と接触禁止と似ていますが、父方の親戚とも話をすると母に怒られるような状況でした。

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「親戚の来訪=母への攻撃」

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「自分と同じ属性以外は敵」

これを母の本音ベースで、もっと直接的に言い換えると

「自分の思い通りに動いてくれる人以外は敵」
「自分のことをちやほやしてくれる人以外は敵」です。

となると当然、父方の親戚はほぼ全員「敵」となります。
母は、父のきょうだいのことや、その配偶者の悪口も日常的に言っていました。

特に、近所に住んでいた親戚は、近所ということもあってよく祖母を訪ねていたのですが、それすなわち母にとっては「攻撃」なんです。
顔を合わせなくても、「来た」ということが「攻撃」に相当するのです。

親戚のスクーターが家の前に止まっていると、もう母の機嫌が悪いこと悪いこと。母にとっては「攻撃された!」ということですからね。

地方から嫁いで慣れない環境で義理両親と同居ですから、母も息苦しいのは確かにあっただろうと思います。
どこの家庭でも、親戚の中には「ちょっとな……」という人もいますしね。

でも「親戚が来ること」自体は、幼児だった私には一切コントロールできないことです。
そういった、どうにもできないことに対して、おまえのせいだと言わんばかりに不機嫌をまき散らされるのはキツかった……

親戚の問いかけにも答えてはいけない

父方の親戚が自宅(祖父母のところ)に集まるような日、やはり私は部屋から出ないよう母に言われていました。

子どもでしたから、どんなものかのぞきに行きたい(いとこも来ているし)気持ちはありましたが、母が許すわけがありません。

しかし、それを不自然に思う人もいるわけです。
隣の部屋にいるのになんで出てこないの?と。
ちょっと顔見せるくらいいいじゃない、と。

母としては「アンタたちが敵だからだよ」ということなんでしょうが、強い人には言い返せないんですね。

それで、親戚の集まる部屋に行くのを許されたことがあります。

親戚たちもわざわざ呼んだわけなので「あら、そのワンピース○○のお下がりね。ちょうどいいわね」とか、「幼稚園はどう?」とか、まあ、日常会話程度に話しかけてくれたのですが、何か答えようとするたびに母が、むっつりした顔でぶるんぶるんと首を横に振るのです。

呼ばれたから来ただけなのに、怒りの表情でにらみつけられるって、どういうことなんだ?と当時は混乱しました。

睨みつけられてゾッとしていること、答えないと無視することになるので親戚にも申し訳ないと思っていること、苦虫をかみつぶしたような表情を自分がしていること、それを「あれ?」と親戚たちが思っていること、母が私に口を開かせまいとしているのがモロバレなこと、それで余計に母の評判が下がること。

いろんなことが一気に押し寄せてきて、でも自分にはどうにもできなくて、思い出しても「わーっ」と叫びたいような気持ちです。

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【親を反面教師に】

母は、私のことを絶対的な味方としてしばりつけておきたかったのでしょう。

迷惑な話ですが、母の心情を考慮すると、それほどまでに、不安や孤独感が強かったのでしょう。

父と不仲でしたからなおさら。

つまり、問題の根源は夫婦間の問題だったのだと思いますが……話し合いが成立せずに壮絶な夫婦喧嘩になるので、解決のしようがありませんでした。

その結果、子をコントロールしたり、八つ当たりして鬱憤を晴らすという安易な手段に出てしまったのでしょう。

母も苦しかったのだろう、と察することはできますが、幼児に向かって(というか幼児であることを逆手にとって)支配や八つ当たりをしたことは、母の過ちだと思います。

なので私がここから学ぶことは、何か不満があったとき、それを違う形で第三者に向けるのではなくて、本人に言うか、できないのならば距離をとる等したいと思います。

関係ない人を巻き込まないようにしたい、ということです。

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