ししもとのAC回復ノート

親の呪いを解いて自分の人生を生きる

愛着障害克服のポイント(1)安全基地をもつ(ブログもけっこうおすすめ)|『愛着障害 子ども時代を引きずる人々』より②

「愛着」は母親との関係性によってつくられ、その人の生き方にも影響するもの。

親を失ったとか、ひどい虐待を受けていたとかでなくても、母親の精神状態なども影響するので、一見「普通の家庭」で育っていても、愛着障害の人はたくさんいる、というのが前回の記事でした(愛着障害の要因は主に養育環境|『愛着障害 子ども時代を引きずる人々』より


自分の愛着スタイルが判明したら、どうやって克服していったらよいか、ということを引き続き愛着障害~子ども時代を引きずる人々~ (光文社新書)を参考に学んでいきます。

 

愛着障害 子ども時代を引きずる人々 (光文社新書)

愛着障害 子ども時代を引きずる人々 (光文社新書)

 

 

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愛着障害を克服のポイント

※理解しやすくするために、私の言葉で言い換えていますので、正確な記述は本書でご確認ください。

(1)安全基地・何でも話せる人をもつ
(2)幼い頃やりたかったことをやり直す
(3)否定的に捉えすぎるのをやめる

本記事では(1)について詳しく考えていきます。

(1)安全基地・何でも話せる人をもつ

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 安全基地とは、いざというとき頼ることができ、守ってもらえる居場所であり、そこを安心の拠り所、心の支えとすることのできる存在である。そして、外の世界を探索するためのベースキャンプでもある。トラブルが生じたときには、逃げ帰ってきて、助けを求めることができるが、いつもそこに縛られる必要はない。良い安全基地であるためには、本人自身の主体性が尊重され、彼らの必要や求めに応えるというスタンスが必要なのである。
愛着障害~子ども時代を引きずる人々~ (光文社新書) p.259

わ……わかりすぎる。
私もずっとずっと、安全基地を求めてさまよってきましたから。

この「安全基地」を人間関係にあてはめると、具体的には「なんでも話せる人をもつ」ということになるかと思います。

「何でも話せる」という状態のために必要なのは

・傷つけるようなことを言ってこない
・共感してくれる
・応答性(求めているときに応じてくれる。ただし、主体性を侵害しない)
・安定性(一貫した対応をとってくれる)

これら4つが揃って始めて、「何でも話せる」となる。

でも、これがまた超絶難しいのですよね。

「安全基地がもてない障害」ともいえる愛着障害”と著者も言っているように、そもそも身近にそういう人がいなかったから、苦しんでいるわけで。

親は「なんでもかんでもすぐ否定・批判」の人々でしたものね。
その親族もまた、クセのある人が多いし。

本来ならば親との関係をやり直すのがいいそうですが、まず現実的ではありません。
そんなことできるならここまでこじれていませんから。
社会で生活していくうちに安全基地を見つけるしかないのです。

何でも話せるパートナーがいれば理想的ですが、そう簡単に見つかるものでもありませんよね。
同様に、そんな達観した友人を見つけるのもまた、難しいものです。
いたとしても、「こんなに人間出来ている人がなぜ私となんか仲良くしてくれるのだろう。迷惑にちがいない」などと勝手に気が引けてしまったりするし。

となると、治療者やカウンセラーといった人たちに頼るのが現実的な解のひとつかもしれません。
一応、お金という対価を支払うので、お互い割り切って向かい合えますしね。
いい意味で「他人」だからこそ、気を遣いすぎずに何でも話しやすいという面もあると思います。

ただ、カウンセラーも人間ですので、どうしても合う合わないがありますから、何件も回る覚悟が必要かもしれませんね。

1対1だと気がひける方は、ACの自助グループに参加してみるのもいいかもしれません。

★ 本とブログが安全基地になりうる(ただし注意は必要)

 手近に安全基地となる存在を全くもたないという人もいるだろう。そうした人にとって、本やネットの世界が、仮の安全基地になっているということも多い。自分を表現し、それに対して応答してもらえるブログやチャットは、安全基地となる要素を備えている。ただ、そこで傷つけられるという危険も抱えている。

愛着障害~子ども時代を引きずる人々~ (光文社新書)p.264


私はまさに「本とブログ」を安全基地にしてきました。

話を聞いてくれる友人がいないわけではないですが、相手がどんなに人格者であっても、全部が全部を話すわけにもいかないですよね。
相手も人間なので、ストレスが溜まっている日だってあるし。

親への恨みつらみなどはとくに、聞いているほうにもかなり負担がかかると思うので、やっぱり小出しにせざるを得ない。

しかし、怒りやイライラモヤモヤは、ところかまわず襲ってくるもの。
夜中とか、人がいない時間にこそ、「安全基地」が必要だったりしますよね。
けれど24時間365日、生身の人間に対応してもらうのは現実には難しい。

だからこそ、私にとっては「本とブログが安全基地」でした。
本は選定を間違えなければ、いつでも寄り添ってくれますし、ブログには24時間いつでも書き出すことができます。

ただし著者の言うように、ネット世界にはリスクもあるので、そこだけは注意が必要です。
とくにSNSはそう。
何か親のことをつぶやいたりすれば「良い歳してまだ親のせいにしてるww」などと言われたりして、傷が広がってしまいます。

だから私は親子関係のネタではSNSはやっていません。
ブログのコメント欄すらも使っていません(批判コメントは少ないと思いますが、宣伝や宗教の布教に使われることがあり、それはそれでわずらわしいので)。

幸い、ブログはいい意味で下火であり、SNSが盛り上がっている昨今はほとんど読まれないので、基本的に平和で、何かに転載されて炎上みたいなことも今のところないです。

そんななかでも、わざわざ探して読みにきてくださる人というのは、同じようなことに悩んできた方がほとんど。

だから、ごくまれにいただく共感のメッセージにもとても励まされています。

(参考) chat-GPTを使うのもアリかも

私はたぶん自己完結型で、自分で自分を理解できるとわりとすっきりするほうなのでブログでよかったのですが、外からの「反応がほしい」という方もいらっしゃるかもしれません。

そういう方にとっては、ブログは応答性がなさすぎてものたりないかもしれないので、最近では「chat-GPT」に聞いてもらうという手もあるみたいです(ご参考まで)。

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おわりに

愛着障害を克服するポイント1つめは「安全基地をもつ」でした。

何でも話せる友人、パートナー、カウンセラーなどがみつかればいいですが、存在しない場合は、本やブログが存在基地になりうるよ、という話でした。

次の記事で、ポイント二つ目の「愛着の傷を修復」を考えていきます。
(後日更新予定)

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愛着障害の要因は主に養育環境|『愛着障害 子ども時代を引きずる人々』より①