幸せのつくりかた研究所 ~親に愛されなかった人のために~

親の呪いを解いて自分の人生を生きる

【2019年に読んだ本振り返り】印象に残った5冊

2019年に読んで感想をブログにまとめた本を振り返ってみようと思います。

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書いた記事数は46記事。
うち、本の感想は43記事でした(たぶん)。

その中から、特に印象に残った本や、自分にとって有用だった本を5冊選びたいと思います。

といいつつ、5冊に収まらない……選ぶのが非常に難しい。
昨年も5冊ピックアップしているので、今年も5冊にしますが……10冊くらい選びたい気分です。

2019年 特に印象に残った本5冊

記事作成日が早い方から並べていきます。

『大丈夫、あのブッダも家族に悩んだ』草薙龍瞬

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仏教心理学から親子関係にアプローチしている本。
たくさんの悩みを聞いてこられた僧侶の方ならではの視点です。

特に私が衝撃を受けたのは「求める愛」が手に入らなくても、「心が完全に自由でいられること」という愛の形もある、ということでした。

不穏な家庭で育つと、「愛されたい」が満たされずに大人になっても執着してしまうものです。
誰かに満たしてもらおうとすればするほど、孤独感が強まるんですよね。

「心が完全に自由でいられること」も愛だとするならば、親や他者に頼らずとも、自分を満たすことができる、そこに希望があると思いました。

ただ「心が完全に自由でいられること」、実はすごく難しいです。
それでも、「心が自由」に近づくにつれ、確かに人生の満足が向上していることを実感しています。

 

加藤諦三『愛されなかったときどう生きるか』

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当ブログのいろんなところで書いていますが、私が人生を見直すきっかけになったのが、加藤諦三さんの本です。

たくさんの著作がありますが、どれも本当に秀逸で、読みごたえがあります。

特に『愛されなかったときどう生きるか』はもう、タイトルからして魅力的です。

「愛されなかったこと」それ自体を否定せず、その上で「どう生きるか」。
この本の存在だけで、「愛されなくても大丈夫、とまではいかなくても、生きていけるんだな」というような安心感さえ覚えます。

親に愛されなかったことそれ自体は仕方がなく(気持ちとしては仕方がなくないですが)、それよりも問題なのは、「(愛されなかったことが原因で)今現在、本来の自分でいられなくなってしまっていること」。

読者に寄り添いながらも、見失いがちな本質をハッキリと教えてくれます。

西村佳哲『自分をいかして生きる』

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『自分の仕事をつくる』(2018年の印象に残った本にランクイン)の続編。

「自分にしかできない仕事をしたい」とか「やりがいのある仕事を」的なことを考えてしまう人にはおすすめの一冊。

明確な答えがあるというよりは、「その人にしかできない仕事」を体現している人を例に挙げながら、自分の仕事について考えるヒントをくれる、というスタンスかと。

「お客さんでいられない(気が済まない)ことは?」
「やっていて力が出ることは?」
「今どうしたいか?」

読みながら考えるうちに、自分についての理解が少し進むかも。

石原加受子『「つい悩んでしまう」がなくなるコツ』

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「自分中心心理学(※)」でおなじみ石原加受子さんの本。

(※ 自分さえよければ他はどうでもいい、というわけではなくて、自分の気持ちを基準にして選択・決定する、という考え方)

石原さんの本は他にも何冊か読んできて、「私は自分の本心を優先できるようになったぞ」と思い込んでいたのですが……。

実際は「感情」と「思考」を切り離すことができていなかった、しかも感情をねじ伏せて思考を優先していた、ということに気づかされた本です。

どうりで悩むことがやめられなかったわけか、と非常に納得がいきました。

この本のおかげで行動でき、当時抱えていた問題がひとつ解決しました。

石原さんの著作はたくさんありますので、いちばんタイトルがしっくりくるものを読まれるといいかなと思います。

加藤諦三『行動できない人の心理学』

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5冊目は岡田尊司さんの『愛着障害』にしようか非常に悩んだのですけれども……やはり加藤諦三さんの本になりました(ファンだから仕方ないか)。

「始める前についブレーキを踏んでしまう」「行動するまでやたら時間がかかる」ということが長年の悩みで、2019年はそのあたりの本をたくさん読んできたように思います。

行動できないことの大元には「不安」があって、それは不安定な親子関係からきているとは思うのですけど、じゃあどうしたらいいか、というところがピンときておりませんでした。

この本では、その問いに対し「やろうと思ったことはとにかくやる」ということをビシッと指摘してくれます。

「不安だ不安だと言って、自分を使わなかったからこそ不安なのだ」、とハッキリ教えてくれて、妙に納得してしまったのでした。

本を読んだ直後はフレッシュな気分になっているので、その勢いに乗って一つでも行動を起こせば、たとえ一歩でも、前に進めるかなと思います。


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番外編

本の感想記事ではないですが、電子書籍端末を導入しました。

 

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Kindle ペーパーホワイトは目が疲れにくいのと、コンパクトで持ち歩きやすいところが大変気に入っています。

また、キンドルアンリミテッド(定額読み放題サービス)も利用しまくっています。

「買おうか迷っていた」的な本も結構ラインナップされていて、「月980円しか払っていないけど、いいの!?」的な気持ちです。

私の好きな加藤諦三さんの本も読み放題対象のものがたくさんあるので、ありがたいです。

また最近、IPadを入手したため、(ペーパーホワイトでは見づらい)雑誌も読みまくっています。最高です。


おわりに

2019年も当ブログをお読みいただき、ありがとうございました!

2020年もどうぞよろしくお願いいたします。


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