母娘関係
娘のため、と言いつつ、実は娘を支配している「重い母」。その自覚が全くないので、娘が怒っても、全くピンときません。「娘=自分(母)と同じ感性」と思い込んでしまっているから。
息子のことはある時点から尊重するのに対し、娘に対してはいつまでたっても「上から目線」の母。娘側の我慢が大きいほど、盛大にこじれます。
同性間の親子関係がこじれやすい理由の一要素は「親が自分と同化して子に干渉する」ということなのだろうな、と思いました。
重い母たちは、自己犠牲を武器に、娘の罪悪感を刺激し、娘を通じて、自分の欲望を達成している。
自分の母親を客観視してみると、「私が間違っているのかも? 私がひどいのかも?」疑惑から少し解き放たれるのでは、と思います。