幼少期に不快を取り去ってくれる人がいないと、自分で自分を守るしかないので自分にばかり目がいくようになる(他人を慮る余裕がない)。
過保護や過干渉は、親が自分の欲求を満足させる手段にすぎない。そうして育てられた子は親のことを客観視できなくなる。それでも現実(親は愛する能力のない人だったこと)を認めなければ先に進めない。
他人の反応ばかり気になるのは、自分が受け入れられるか不安だから。他人を見ているようで結局自分のほうに気がいっている。
学歴、名声、お金などなど、何かにつけて人よりも優れていることに固執してしまうのは、それがその人にとって「安全確保」になっているから、という話。
親に愛されずに育ったことは不運だったけれども、どこかで自分をつくっていく努力が必要。人にしてもらったことを軽く見ずに感謝する。
恩着せがましい親に育てられると「借り」を作りたくなくて防衛的になってしまう。素直になれないのでほんとうに求めているものが手に入らず人生が困難に。 →「防衛的になっている」ことを自覚、できるだけ本心に従う
振り返ってみると、本書の解決策に書いてあることと似たようなプロセスを踏んできており、「ここに答え書いてあったやん」なのでした。
悪いほうに考えすぎないために、 ①「自分にできること」を続ける ②ひどいことがあっても「何かいいところがあるはずだ」と考えてみる
親との関係でできてしまった傷を修復するには、傷ついた体験の言語化も重要。 否定せずに根気よく聞いてくれる人がいるなら、語りつくす。 いないなら、書き尽くすのがおすすめです。
親との関係でできた傷を癒すために、まずは「子どものころやりたかったこと・できなかったことをやり直す」とよい