人間関係の悩みにつながってしまうような反応の仕方は、子ども時代の私が、生き延びるためにやってきたことでした。 それが大人になってもなお抜けず、むしろ固化されてしまったことが問題でした。
娘が幸せになることを願っているのではなくて、母自身が「恥をかきたくない」とか「周囲から馬鹿にされたくない」でいっぱいの人でした。
母の期待にこたえ、良い学校を出て、いい会社に入りました。 しかし母はそれで満足することはなく、今度は「娘が独身」であることを恥ずかしがりだしました。
せっかく実家を出られたのに、心は親と距離をとれていませんでした。
精神症状が出ている時はさっさと逃げていいんだな、というかむしろ逃げたほうがいいと正直今は思っています。
病気を避けることの大元には「体調を崩したら親に見捨てられる」という恐怖感があったと思います。
食事が摂れないことや、休日ひきこもっていることなどを指摘されるのが苦痛で一人になりたくてなりたくて、仕方がありませんでした。
会社に派遣されてきたカウンセラーさんと話が合わず、ますます「誰もわかってくれない」を深めてしまいました。
恐怖症で食事がのどを通らなくなり。そのことを強く指摘されてますます悪化してしまいました。
「外の世界=汚染されている」と思うようになってしまい、外出がこわくてたまらず、できるだけ避けるようになっていきました。