傷つきやすい人はどのようにして、他者とつながりを築いていけばいいのか。『愛の本 他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ』感想②
『きらいな母を看取れますか? 関係がわるい母娘の最終章』寺田和代 主婦の友社(2020)Kindle版 の感想です。
結局、良好な人間関係には自己肯定感の高さが関わっている、ということに行き当たりました。
私が主に築いてきたのは、友達関係ではなく、上下関係だったことに気づかされました。
他人の感情や思考は、ミラーニューロンを介して想像以上に伝わってきています。それに邪魔されて、本来の自分でいられなくなってしまうと振り回されがちに。
すでに関連の本を何冊も読んでいる人には退屈かもしれませんが、「サイコパスって何ぞや?」という人にはぴったりの一冊かと。
正しさをゴリ押しする人の特徴の一つは「ものごとを多面的に見ることができない」。ありていに言ってしまえば、「相手の言うことを理解できない」ということ。
違和感を感じているのに、相手に近づいていく。 それこそが、トラブルに発展するもと。
攻撃されやすい、ということは、相手にとって「弱い」あるいは「有害」とみなされている、ということ。攻撃されにくい状態にするためには?
「生まれてすみません」的な罪悪感はどこから生じるのか。どう対処していったらいいのか。